「こうやって、考える。」を読んで印象に残った2節。
外山滋比古さんの「こうやって、考える。」を読みました。外山先生のいろいろな著書からの抜粋集のようになっていて、気楽に読めつつも示唆に富んだ、ありがてえ本です。
そんななかから、印象に残った2節の紹介をば。
1つ目。
別の本になってしまいますが、前田裕二さんの「メモの魔力」での主張と通ずるところがあるな、と思いました。すなわち、メモをとるという行為自体よりも、メモへの意識の高さ・アンテナの方が重要だと。
日々、アンテナを立てておくことで、日常の出来事や読んでいる本からより多くの情報を得られるようになることがミソなのだと。
本を読むにしても、ただ漫然と読むのと、自分なりに解決したい疑問をもったうえで読むのとでは、その本から得られるものも変わってくるでしょう。
いつも、問いをもつ姿勢が大切なんだと思います。
2つ目。
ふむ。なんでだろう。多くとっただけ後で見返したときに得られるものが多くてよいのでは?と思いますよね。
なぜ少ない方がよいのか?と考えて、結論、なるべく脳に汗をかくべし!と言っているのかなと解釈しました。
本の内容や板書をそのまま書き写すのは、手は忙しいですが脳はほとんど使いません。その一方、なるべく少なくしようと思ったら、フルに頭を使って要約しなくてはなりません。
脳に汗をかいて自分なりに最小文字数にまとめる過程で、頭に知識が定着するということではないでしょうか。
このノートは以上です。読んでいただき、ありがとうございました(^^)