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共感する歌詞 2曲

私は音楽をよく聴く。
人混みでも家の中でも聞きたくない音から耳を守るために、Boseのノイキャンが強いイヤホンをつける。
歌詞をしっかり聞きたいというよりは、メロディとテンポの心地よさを求めているので、邦楽はあまり聞かない。ふだん聴いているのは、無印っぽい音楽、Kpop、アンビエントなど。。
数少ない、歌詞に共感して歌詞を聞くために聴いている曲が2曲だけある。それを書いていく。


1曲目

「競争」ACE COOL

皆している誰かと競争 劣等感を産んでる競争
誰にも奪ったりなんかできない揺るがないものは内にある本当
敗北から学べる競争 皆レベルを上げてく競争
これ人間の本能だけど 上手く付き合ってく
日々する問答
だけど俺も頭ん中に こびりついてる競争社会
教室から出れず生きているよくだらない数字の世界正しいってのは時代による
だから心に価値基準見失わずいきたいその本質
いつも見てるよ本当の自分 自分

わ、わかる〜〜!
なんとなく聞いてみた日本語ラップの曲。
特に「だけど俺も頭ん中にこびりついている競争社会 教室から出れずに生きている」に共感。
最近のブームとして、「自分らしく生きる」ことが良いとされつつあるが、それでも社会はゴリゴリに競争社会で、資本主義社会で。
私はそんなの気にせずに自分らしく生きるぞ〜!と思っても、学校の時の点数で比較する、優劣をつけるやり方が頭に染み付いている。自分の人生、他人の人生を複数項目で採点して、あの人より自分は下だ、あの人より自分はマシだ、と考えてしまう。抜け出したい。

ACE COOLは早口でまくしたてるラップのスキルがとにかくすごい。超早口なのにめちゃくちゃ聞き取りやすい。そして歌詞が哲学的。好き。俺ら金持ちだぜ〜イケてるぜ〜的なhiphopのイメージとは大きく異なる。
ちなみに、この曲はジメサギことjinmenusagiとのremixバージョンもある。ジメサギパートも良いこと言ってるしかっこいいのでぜひ聴いてほしい。

2曲目

「るるちゃんの自殺配信」神聖かまってちゃん

UFOに飛び乗って
反抗期じゃないのよママ聞いて
いつだって1人でいたんだ
少女はさっさと死んじゃった

自殺配信してお墓でも立てよう
この最低なきもち無くなる前に

わ、わかる〜!!
言わずと知れたメンヘラ定番曲?のこの曲。私は聴くと泣きそうになります。
「反抗期じゃないのよママきいて」わかる。私は中学三年生頃からずっと鬱っぽく、特に高校の時は荒れに荒れて、毎日泣きながら両親と殴り合いしていた。何回か警察がうちに来た。高校三年のときは不登校だった。当時は反抗期だと思われていたし、成人してからも「反抗期が大変だった」と言われる。しかし、あの時のしんどさは反抗期なんかが理由ではない。本当にしんどかったんだ、死にたかった。あの時の鬱は、今も続いている。今も昔もとにかく死にたい。あれが反抗期だったなら、今も私は反抗期だということになる。反抗期が終われば楽になるのか。

「この最低な気持ちなくなる前に」わかる!!
私のメンタルはずっと低空飛行だが、その中でも特に死にたくなる時がある。そういう時は、今すぐ電車に飛び込もうかとか、ビルから飛び降りようかとか、衝動的な行動で頭がいっぱいになる。しかし、スマホを見たり、移動したり、何かしら物理的に動くと、じきに衝動はおさまる。またいつもの低空飛行に戻る。そしてまた死にたい衝動がやってくる。この繰り返し。
これは死んでないけれど、良いこととは言えない。最低な気持ちがなくなる前に、落ち着く前に死んでしまうのが本当は一番良い。一番楽になる。

いつか、「最低な気持ちがなくなる前に」死んでやる!


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