おはようございます。ぬくぬくママSUN’Sかなちゃんこと中村香菜子です。
社会が少し変化して、「アフターコロナ時代?」が始まったようですね。
私は、ずっとコロナ禍前から、今も変わらず近くの人たちとののふれあいを大切に、少しでも自然に近いところで暮らしていきたいなと思っています。
先週金曜日の夜に、「ぬくぬくみんなのごはんの会」を開催しました。
今、全国的に広まっている「こども食堂」の事業がありますが、私たちのこのごはんの会は、誰かを助けるとか、そんな大きな「支援」は一切考えていません。異年齢の人、異文化の人、くらしの違う人、でも、近くにいる人が、一緒にご飯をたべる、そんな機会です。
「おいしいものがみんなで笑顔で食べたい」
一番大切なのはここです。
カレーの材料は、畑でとれたじゃがいもや、いつもお世話になっている八百屋sanukisさんや、地元農家さんから協賛していただいたものも、使いました。
やっぱり、子供も自分も「生命を感じるおいしいもの」を食べたい♡
今回は普通のカレールーは使いましたが、ドレッシングは、オリーブオイルとレモンなどを合わせた手作りです。
企画にあたって、私がもうひとつ、大事にしたかったことがあります。それは、「子育てしている人と、していない人」の出会いの場。
子どもにとって、「親」である人だけでない、「親でない大人」と出会う機会はとても面白いと感じています。できれば、「親でも先生でもない大人」のほうがいいですね。
親でない人にとっても、子供とふれあう時間は貴重ではないでしょうか。新しい発見もあったと思います。
また、親たちは、さまざまな人とふれあう子供たちを見て、意外な一面を知ることにもなるでしょう。また、親でない人から教えていただけることもたくさんあると思います。
近くにいる違う人が、集う。
これって、昔は本当に自然にできていたことなんだと思います。
明治維新の教育勅語で、一斉教育が始まってから、学校という場で子供たちは育てられることになりました。
それ以降、ずっと同じグループの人が同じ場所に集う仕組みがどんどんつくられていきました。例えば、保育所、高齢者施設、学校、学童保育、塾・・・そんな時間も大切ですが、ひとりひとりの人間の世界はあまりに狭くなりました。違う人と出会うことが、自然でなくなってしまったのです。
本当は、地域の中にいる様々な人たちと、自然に出会い、自然に交流する体験の中で、大人も子供も学んでいくのが自然ではないでしょうか。
いつでもどこでもほしいものが手に入り、遠い国にもすぐに飛行機でとんでいける。ドラえもんのポケットからでてきたような道具が当たり前の時代・・・。
コロナ禍は、さまざまなことを私たちに教えてくれました。(過去形ではないかもですが)
不自然な感染対策をたくさん目のあたりにします。
今言われている感染対策も有効な面はたくさんあると思いますが、
対処療法であったり、表面的なものしか見ていないように感じます。
過剰な消毒で身体に宿る常在菌を消し、コミュニケーションを阻むようなマスクや距離・・・。それが根本から人間の生命を守ることになるでしょうか。
半年、1年、という時間は小さな子供にとっては、とてもとても大切な時間です。
これから私たちが大切にしたいものは、
ささやかな経済、小さな組織、そして、多様性のあるつながりや、信頼や助け合いの心ではないでしょうか。
大きな経済、魔法のような技術、不自然な食べ物、そういうものが「当たり前」となり、私もたくさんお世話になっておりますが、少しずつ、そこに頼り切るのをやめたいなと思います。
『身土不二』(じんどふじ)と言う言葉があります。
人のからだと住んでいる風土には密接な関係があり、その土地に住む人々の健康にとって最も適した作物が、最も適した時期にとれるという考え方です。
これは、食べ物だけのことではないと思います。
できるだけ自然に沿った生き方で、自分の心や身体が喜ぶ方向へ進む。
身近な人、身近な自然、身近な食べ物を大切にする。
そして、ひとことでいうと、愛にあふれたゆたかなくらしを目指す。
それが、私の生きたい生き方です。
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