【詩】宵闇・酔いどれ道中
なんでだか 月夜の獣道
いつの世にも酔っぱらいの思考回路
本能で織田信長のように突き進みます
道標はあなた いや違ったあなた
矢継ぎ早に指差しながら束の間の哲学散歩
軽くスキップしながら鼻歌を歌うよ
ザクザクと茂みを掻き分けたり
ぺたぺたと石橋を踏みしめてみたり
あれ そういえば靴は何処に行った?
痛いよ 苦しいよって口から言葉が吐瀉する
なんだか腕も熱く 胃袋も高速回転している
何かを嫌だと 赤子のように訴えている
それでも歩む足は縋っても止められないんだよ
「寂しくさせてごめんね」なんて幻聴が
心を痺れさせて 眠りに誘おうとする
まるで蝶が帰ったかのような背徳感
ああでも この旅は 朝には溶けるから
どうせなら堪能しようと執着心が
盃に延ばす手を止められない
どうかこの「外泊」に夢が宿りますように
ほのかに差す朝日に苦みを抑えきれない
コーヒーに口を付けては涙を堪える
ああきっと 今夜も寝不足だな
次はきっとしっかり歩こうなんて
まるでシラフみたいなことを考えて
あとがき
ずっと放置していた下書きを発掘。
うん、正直、本当に酔っぱらいながら書き殴った記憶があるような。これ、去年の夏の日付でした。きっと後日、シラフで読み返して気まずかったから、放置したんだろう、私は(笑)。
改めて読み返すと、ま~一応いけるかなぁ~っと思いましたので、加筆と修正をして投稿しました☆
ちなみに滅多に外食しない身なので、泥酔しながら帰宅とか散歩は、あんまりやったことないです……若い頃はあったかなぁ?(苦笑)