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【詩】チクタクルリン♪

 チクタクと針は回る
 私がぼんやりしていても 時は進む
 そうするうちに 1日は終わる
 そのルーティンの反復で 季節は移る
 さらに時節を数えると 年は明ける

 クルリン クルリン
 夢の中で音がする
 1日が 季節が 年が 太陽と月の回転で
 唯一無二のアートをする

 私はその間 何をしていたっけ?
 針が回るたび 時間が進む旅をよそに
 ずっと時計を眺める以外のことをしている

 おいしい紅茶を淹れましょう
 畑いっぱいの花を育てましょう
 時間を使うばかりで返すことはないけれど
 その代わりのことならできる

 育ててもらって
 教えてもらったことを自分もやり
 次の子たちに また託して

 チクタク クルリン
 そのために時間が動くのなら
 私も針を回しているのと一緒なの?

 チクタク チクタ クルリン
 さぁ時計よ 私と舞わりましょう
 終わらないロンドを
 ずっと どこか夢見心地で




トップ画像は、やだ ゆう(八田 唯宇)さんよりお借りしました。時空というか、異次元に行けそうな描写が素敵だと思いました♪


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