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『デブとラブと過ちと!』記憶喪失でスーパーポジティブに!?

 前回の『フェルマーの料理』の感想に引き続き、去年の冬ドラマの感想です。前回はかなりシリアス展開もありましたが、今回はかなり明るいテンションのラブコメです!

 主人公の夢子は自分のことが大嫌い。ずっと自分の太った体型の陰口を叩かれて生きてきたし、会社でも自己アピールや企画の仕事をうまくできなくて、ついに自ら飛び降り自殺を図ってしまいます。
 しかし助かった後は、性格が大逆転!!
「これが……私……!? 超かわいい!」
 記憶喪失もなんのその、仕事に恋に大忙し。
「あたしは皆の女神で、太陽なのよぉ~っ!」
 周囲は夢子の変化に驚きつつも、少しずつ打ち解けていき……。

温水が作文したあらすじ

 原作の漫画は、申し訳ないですが、お試し読みくらいしか知らないです。でも、その範囲で伝わってくる雰囲気とドラマは似ていると思います!
 原作に忠実なドラマだと思っていいですかね~?

 ドラマは最終話まで視聴いたしました!
 最初に総合評価させて頂きます!

光り輝く女神!!

 観ている私の方まで明るい気分になれるような、楽しいドラマだと思いました。少しだけ残念なのは、原作を網羅できていないであろう点。まだ連載中だし、ドラマでは役目の不十分そうなキャラがいるのは仕方ないのかな?


 さて、私の気に入ったポイントをいくつか語ります。

 まずですね、とにかく主演のかなでさんの演技に好感です! お笑い芸人として培ったっぽい思い切りのよい演技が、スーパーポジティブ夢子にぴったりハマっていました。きっとこれは原作ファンも惚れたはず。
 かなでさんの演じる夢子が等身大でノリノリで生き生きしているな~って感じがして好きでした。


 あと、記憶喪失の人が自信満々ポジティブって設定が斬新ですごいな~って、改めて思います。
 よくよく考えると、記憶喪失をした人って、自分が誰か分からないから、普通はオドオドしていたり大人しいイメージがないですか? その真逆をいく発想が面白いと思いました!

 あとね、並行して思うのが、性格がネガティブだろうがポジティブだろうが、ダイエットするって方向にならない設定なのも地味にスゴイです。
 自殺未遂をした頃は、単純に鬱気味で気力もなかったのでしょうが、ポジティブになってからも「あぁ、私ならできる! 痩せましょう!」って決心を固めるわけではありません。
 自分のコンプレックスだったはずの太ったボディを、変えるのではなく、まるごと愛する。
 ……なんだかすごく、奥が深い気がする。
 マイ・ラブ・夢子。アイ・リスペクト・ユー。


 ……こんな感じですかね~?(笑)
 他の、同じ企画部のメンバーや、夢子の恋する副社長も、皆がそれぞれ、いろいろ抱えながらも、夢子を受け入れていく感じが和みました。
 もちろん夢子自身が自殺未遂を計っていて、そこはかとない闇がないわけではありませんが……。
 私は良いドラマだったと思います!


 ちなみに、時期は未定ながらも、アニメ化の話もあるようです!

 今は8月下旬で、正確な放映時期の情報がないので……秋アニメにはならないかな? 少なくとも来年の放送になるかもしれません。

 ドラマは1話30分で8話放送だったので、アニメだと、もう少し新しい内容が臨めるはずです。

 時間は掛かっても良作を作って頂きたいです!!


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