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マコモの株分けをやってみる

ぬくみねっと トモです!

今回はマコモの準備を寒いうちにやっておこう!という回です。


毎年敗北感を味わうマコモ栽培

毎年試行錯誤しながらのマコモ栽培(マコモダケ収穫メイン)なのですが、
以前書いたようにマコモ田での栽培は全然うまくいかず、
こぼれた株が池近くの湿地部分に野良となって大量に成長し、
そこからはマコモダケを大量収穫できてしまうという皮肉な状況でした。
野良を撲滅した今、マコモ田でちゃんと栽培できないと美味しいマコモダケを味わえないのです。

2024/4/14

去年の春には沢山出た芽がまるで雑草のように、水の入っていないマコモ田を覆い

2024/4/20

一度、黒穂菌が残っていそうな株を残して刈払いしたものの
一週間経過するとアゴヒゲのように容赦なく再生してきたりしていました。

2024/5/15

5月に入って有望株を株分けしてようやく水を張ったのですが、
これは絶対に遅いですよね。。。

節分も良いけど株分けもね!

2025年頭 今年こそは出来る限りの手間をかけて沢山のマコモダケを収穫して味わうのだ!
そう誓いました。

ネットで調べると株分け作業は冬から開始するもののようです。
まあ緑の芽が田んぼ一面を覆っている状態から始めるのはさすがに遅い。

2/2
この日は2025年においては節分に相当するらしく、
近くの大きな神社では豆まきに集まる参拝客が大量に押し寄せていました。

でもあまり関係ないぬくみねっと野郎2名は
山作業にいそしむことにしました。

寒い週末の山を暖かく過ごすために、アルミホイル鍋の鍋焼きうどんをスーパーで買って、山でコンロで温めて食べようと意気込んでいたのですが、
スーパーに行ってみると
弁当や鍋焼きうどんなどが置いてあるはずのコーナーが完全に恵方巻に占領されていました。
2件スーパーをはしごしたのですが全く同じ状態。
諦めて、大きな恵方巻を数本となめこ汁とを購入して
「まあ、恵方巻はもともと買うつもりだったし」と負け惜しみを吐きつつ山に向かいました。

黒穂菌が残っていそうな有望株のみのこしており、葉は枯れて明るいわら色です。
田んぼは枯れてひびが入っています。

株をスコップで掘りました。前日雨が降ったからか
比較的作業がしやすい気がしました。

たまに、昨年取り残したマコモダケがあったので集めました。

割くと中まで黒く、黒穂菌がしっかり残っていそうです。


掘った株の葉を短く切り、株元を数個に分けていきました。
それらをポリポットに入れて、収穫かごに詰めていきます。


そこそこの数の株を取得できました。
我々もひとかどの株主になったようです。

田んぼの一隅に水が溜まっていた場所があったので掘って広げて水を追加し、収穫かごを据えて、集めたマコモダケをバケツの水につけてかきまわし、なんとなく水に黒穂菌を抽出したような気になったところで株にかけてみました。

この状態では水は抜けてしまうでしょうし、後々シートなどを敷いて水抜けを防止するように考えました。

2/9

次の週末、余ったシートを何重にも折って水抜けを防止したつもりのものをこしらえたのですが。。
その後このシートが劣化しているのか水抜けが起こってしまうことが
判明し、新たなシートを買わなければ、と心に誓いました。

(以下 閲覧注意! 両生類が苦手な方は飛ばしてください)





先の作業で収穫かごを一旦外したところ、下から謎の両生類が出てきました。
これはこのあたりに住んでいる貴重な生物 
カスミサンショウウオの成体です。
成体は通常山や林に住んでいて、
繁殖期の冬から春に里の水辺に降りてきて産卵します。

これの幼体が大量に水たまりにいたことがありましたが、
もっと小さくて、ウーパールーパーみたいなエラが首まわりについていて
とても可愛いものでした。

このサンショウウオは別のところに運び、石の下にそっと隠しました。
池で幼体が発生している可能性は結構高いですね。
以前とても寒い時期に池でみられた蛙の卵のようなものは
こいつの卵だったのかもしれません。

今回はここまで。
ご覧いただきありがとうございました!



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