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水路の改修に着手してみた

ぬくみねっと トモです!

前回は水路改修をどうするかな、と構想までで終わりましたが、春もそう遠くないので早めに水路改修を進めたいところです。

ということで、今回は塩ビパイプで水路を組み始めたという回です。


あぜ楽ガードを撤去

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あぜ楽ガードとは、プラスチックの分厚い波状のシートで、端で他のシートとジョイントして延ばすことができるものです。耐久性があり長い期間使用可能です。
(ごく薄いロール状の畦シートもありますが、こちらは比較的安価な代わりに耐久性がなくて使い捨てになってしまいます)

これを畦に沿って配することで畦方向への水漏れを防いだりします。
以前は田んぼ側に水を送る際の水漏れ防止として使っていたのですが、水路には山から土砂は常時供給されるので、結果としてあぜ楽ガードは土砂の下に埋もれて役割を果たしていませんでした。

最初に水路が90度曲がるあたりであぜ楽ガードを曲げて設置していたので掘り出すのに苦労しました。特にここは深く土砂に埋もれていました。

もちろん劣化はありますが頑丈ですし再利用できるかもしれません。

10枚ほどを連結して、1枚が40cm高さほどあったので各所50cmは掘らないといけなくて大変でした。腰にも負担がかかります。

ということで成果です。
作業をする前に少しだけスコップを入れて持ち上げようとしたのですがその際はびくともせず、正直埋めたまんまにしておこうかなとも思いました。
1枚目がともかく大変でした。
でも2枚目以降は横から手が入れられるようになり、思ったより作業がはかどりました。
全身の疲労と大きな達成感を得て、この日は山を下りました。

材料を買ってくる

2/11

コメリとナフコとをはしごして、VU75管やソケット、雨水ます、プラスチックの大き目のボックスを買ってきました。
一般的なコメリの規模だとVU管の在庫はそれほど多くなくて、4mと2mの管を自分が買い占めてしまいました。
雨水ますはコメリになくて、遠くの大きなナフコに買いに行きました。
プラスチックのボックスは、以前「コンクリートで作ろうか」と考えていた
大きなマスの代用品です。ポリタンク4本くらい入りそうなボックスですが案外廉価でした。

水路の予定ルートに管をあてがい、おおむね想定通りにいきそうだと感触を得ました。

コーナーをエルボ(90度曲げるソケット)にするとごみが詰まってしまいそうなので、土に大きく深い丸穴を空けて

雨水ますを仮置きしました。

雨水ますから田んぼ方面も掘り下げました。
この日は資材を山に上げて、ルート確認までで終わりました。

VU管を配管する

2/16
電柵を改修したその日に水路関連も進めてみました。

雨水ますに塩ビ管 VU75を差し込むための穴を開けました。
たまたま開口径を変更できるキリを持っていましたが、雨水ますは円筒状なので歯が当たりづらく難儀しました。
ホルソーがあればもっと簡単に穴空けできたのでしょう。


穴開けしたところに水漏れ止めの「マス用シールパッキン」をはめ込みました。
これは大きなナフコにすら在庫がなく、モノタロウでネット購入しました。

VU管を差し込むとこんな感じ。

上流の水を一旦受ける大きなマス用のプラボックスです。蓋は使用しません。

水路は合計長20mはあるのですが水がスムーズに流れるように傾斜を確保する必要があります。
水準器を使いながら、配管の下の土を取ったり増したりで調整しました。

ということで配管ルートがある程度完成しました。ということでやはり水がきれいに流れるか見てみたいですよね。

大きなマス側がスタートです。ここの配管の端からじょうろで水を何回か注いでみましたが、写真では少し漏れていたようです。

緩傾斜なので時間はかかりましたがまずコーナーの雨水マスに水は届きました。ここに水が溜まると次は田んぼ側の管から水が排出されます。

雨水ますに水がたまるのも、時間がかかりそうなので水を注いでは他の作業をやって、を繰り返していると

田んぼ側に水が届きました!これで一安心。
この日はせっかく敷設した配管が動かないように配管をある程度まで埋めて作業を終えました。

ちなみに、土に埋めた配管が簡単に抜けることはなさそうなので、VU管用の接着剤は使用していません。
もしかしたら再改修することもあるかもしれませんしね。

今後どうしよう

さてメインの配管が出来て、これで水が流れている場所をイノシシが掘ることもなくなるでしょう。また草に覆われたり土に埋もれたり途中から決壊したりということもなくなります。

でもまだまだです。大きなマスで一旦水を受けて、通常は田んぼ側に流すのですが、流量が多くて溢れた分は別ルートで排水しなければいけません。

イメージはなんとなく出来ています。
問題としては、
〇大きなマスが大雨時にずっこけないように固定するかしっかり土に埋めるなどしないといけない
〇大雨時の水の流れ方向を制御するために掘り上げたあぜ楽ガードを活用してみる

こんな感じでしょうか。

また

今回用いたVU75(呼び径75mm)を元からあって田んぼ側に突き出ていたVU100(呼び径100mm)に突っ込んで水を流したのですが、若干逆流が起きてしまいました。
異径ソケットで75mm -> 100mmに変更してもいいけど、それよりも75mmでさらに田んぼ側に延長したほうが良さそうに思われました。
ということで新たに資材を購入して、次回は田んぼ側の給水周りも作っていこうと思います。


今回はここまで。
ご覧いただきありがとうございました!

(続く)



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