簡単だけど曲者?畑のでくのぼう菊芋と付き合う(5)今年は少しだけ丁寧に育てている
ぬくみねっと トモです!
前回はこれまでの菊芋栽培 植え付けから収穫まで振り返ってみましたが、背が高く倒れやすいことで、毎年散々な状況になっていました。
今回は、今年2024年 菊芋の作り方をもう少し丁寧にやってみようということで、実践してきた取り組みについて書いてみます。
2024/3/18 種芋を採る
野イチゴの花があちこちで咲きだした頃
まだ菊芋を採取していない一隅をピッチフォークで掘り返しました。
細長く枯れている茎は菊芋のものです。その株元を狙います。
ほどほど採取しました。今年は畑を小さくして少ない人員で管理できるようにするので、種芋もかなり少な目で済みます。
ということで種芋は直前に掘って確保することにしました。
これまでの菊芋畑のエリアです。途中こんもりしているのはチガヤメインの雑草です。
チガヤは大変除去の難しい、地下茎を張り巡らせる系のイネ科雑草です。
そして、黒くておどろおどろしいのはセンダングサの枯れた茎です。
これもキク科で、生育も旺盛ですし、衣服に大量にくっついて離れない難儀な種をつけます。刈っても刈ってもなくなりません。
菊芋畑では、こういう雑草との戦いにずっと負けてきました。
そして近年病気にもかかる菊芋も増えてきたということで、一旦このエリアでは菊芋栽培を休むことにしました。
今年はこの段でサツマイモを植えています。
じゃあサツマイモはこの病気にかからないのか?というと、まあ、収穫していないとわかりません。
2024/3/30 新しい菊芋畑を耕す
3/30
山里では山桜が咲いていました。
これまでの畑と比べて1/3程度の広さの畑を1段上に耕しました。
去年はここでサツマイモを育てていたのですが、サツマイモは下の段で育てることにして、今年は菊芋の株数をぐっと絞ります。
3/31
4つの畝のうち菊芋用は右の3つ 一番左の畝にはそのあたりで採取した自然薯の株やムカゴを持ってきて植えました。一応自然薯用栽培用のパイプも初めて導入したので今年こそ折らずに収穫出来るのかもしれません。
2024/4/20芽吹き
自然薯の芽が乾いた畝を突き破って伸びてきたころ
菊芋の芽もポツポツ出始めました。
この畑では去年まで菊芋を育てていなかったので、ちゃんと畝の上にだけ、そして種芋を植えた箇所のみに芽が出てきています。
まあ当たり前なのですが、畝間などにも芽が出てきた去年と比べると何だか新鮮に感じました。
春~夏の株の成長
5/24
40~50cm高さ
6/25
120cm高さ
順調に成長してきました。
7/6
背丈くらいになってきて、そろそろ管理せねばと焦っていますが、近くに笹が大量に生えてきてそれを伐採するのに気をとられて大した管理も出来ていません。
畝間に雑草も生えてきました。
7/28 短く剪定
ブルーベリーが沢山採れだした頃
本当はこれ以前に1名で背丈ほどに剪定を実施したのですが、その後さらに伸びてきて(高いものは2m超え)、再度剪定することにしました。
隠れているカマキリには済まないが、見上げるほどの茎は全部刈ってしまうんだよ。
ということで、目線程度の高さに切りそろえました。
8/27 酷暑と台風の備え
酷暑が続く夏の終わり 菊芋も全体的にしおしおとなっています。
それでも以前より少し伸びた枝もありました。
月末に九州を襲うという台風10号。
今こそ、株が倒れないための対策を実施する時です!
畝の端に竹を立てて、しゅろ紐で菊芋の株を両側から押さえてみました。
端から端が長いのであまり株に力が入っていない感じです。
端だけでは弱いので途中にも竹を立てて、しゅろ紐だけでは弱いのでビニル紐も使って、、あれ、枯れている株が結構ある。
株元が白くなっていまして、恐らくは白絹病でしょう。
全部抜き去り、遠くに廃棄します。
丁寧な除去を繰り返すことで、今後病気を防ぐことが出来るのだろうか。
紐で押さえると株たちがシュッとまとまったような気がします。
それでも初めてなので、その出来栄えにはいまいち自信を持てません。
さて、台風による強風を耐えることが出来るのだろうか?
8/31 台風一過
台風が去って初の週末
肝心の菊芋は、案外立ってました!大きく倒れてはいません。
まあ完ぺきとはいえず、支柱の竹が若干傾いだ分倒れかけの菊芋もありますが、畝間を通れるほどには十分立った状態をキープ出来ております。
倒れてしまった株 枯れた株を除去しました。
まとめ
菊芋の収穫は10月後半試掘り 11月から本格収穫ということでまだまだ栽培は続きます。結果はその時に出ます。
ひとまず我流の菊芋の倒伏防止作業は効果があったということで、一歩前進出来たのがとても嬉しいです。
株はかなり制限し、病気分や倒れた分も除外していったのですが、残った株でどれだけの収穫が可能か、非常に興味深いです。
基本的には児童幼児の収穫体験、関係者で分けるなどの量がキープできれば問題ありません。もし余るほどの量ならば何等かのイベントの際に販売してみることも考えます。
ということで、現在進行形で試行錯誤しながら、雑草に負けながらも楽しく菊芋と付き合っております。
強風で倒れやすい、芋が大量に出来て地中に残りやすく雑草化しやすいという欠点がありますが、家庭菜園などで是非1度はお試しください!
数株だけ植えて、草丈が高くなったら目線程度の高さに刈って、台風で倒れないように支柱などで支えてあげれば、秋にはそれなりの量の菊芋を採って楽しむことが出来るでしょう。
菊芋の記事はひとまずここまで。
ご覧いただきましてありがとうございました!
次回はそろそろ収穫の近いマコモあたりを。
(終わり)