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簡単だけど曲者?畑のでくのぼう菊芋と付き合う(2)健康的に菊芋を味わう

ぬくみねっと トモです!
前回は菊芋を大まかに紹介しましたが、
今回は、「肝心の味や食べ方はどうなの?」
ということについて書いてみようと思います。


菊芋の味


菊芋はキク科の地下茎ということで、どこかゴボウと同じような土くさい香りがしたりします。
ゴボウは根菜の中でも「根を食べている」感がとても強いですよね。
ゴボウは根そのもの、菊芋は地下茎に出来る塊茎を食べるという違いがありますが。

そういえば菊芋と同じく塊茎を食べるもので、キク科のヤーコンがありますね。

こちらは日本での栽培は少なそうです。生でも少し甘さを感じられて興味深かったのですが山では収穫を楽しめるほどきちんと育てることが出来ませんでした。雑草に負けてしまったので里で育てたほうが良かったと思います。

さて、菊芋に戻ります。

バケツにもりもり

菊芋はゴボウに似た香りがあり、調理したものの舌ざわりは「ジャガイモの香りがしないしっとり系ジャガイモ」といった感じです。そして若干渋みを感じるかもしれません。

菊芋の食べ方いろいろ


ボロボロとほぐれることは少ないのでキンピラの材料として使うこともできます。
ゴボウを使うのとまた一味違って美味しい食べ方になります。


生をさわやかに

山で収穫したての菊芋をスライスして生で食べたこともありました。
あくが気になる場合は水にさらすと良いとのことです。


これは山でスライスしたものを炒めたのだと思います。少しだけホクホク感が出てきて美味しい食べ方です。
油との相性も悪くなく、天ぷらも美味しいと思います。


自宅では冬季の味噌汁の具になったりします。
菊芋の栄養成分は水に溶けだしてしまうとのことで、味噌汁の具にすることで栄養分を全部残さずいただくことが出来ます。
自宅で良く作っているので、逆に写真を撮影していないのが残念です。


スライスしたものを天日で干して菊芋チップスにしたこともありました。
乾燥材を入れた瓶にストックしておいて、口寂しいときにポリポリ齧るのも乙なものです。


天日や乾燥機で乾燥したものを、食品加工用のミキサーにかけてなめらかな粉にしたものは、舐めると菊芋の自然な甘さがしましたし、味噌汁などの料理に入れて簡単に栄養価を摂取することが出来ます。


是非食べてみてください!

菊芋も数年前までは一般的ではなかったのですが、数年前にテレビで大々的に取り上げられてから多くの農家さんで作られるようになり、
晩秋~早春(10月末~3月)において、スーパーの産直コーナーや道の駅、産直専門店舗などで購入できることが多くなってきました。

キャベツ・人参・タマネギ・じゃがいもほどなくてはならない野菜とはいいませんが、あるといろんな食べ方、楽しみ方が出来ますし、シーズンには是非店舗で買って試してみてください。
また、自家菜園で作ってみても面白いと思いますが、ちょっとした注意点もあります。


ここまでいろいろと書いてみましたが、野菜としてはちょっと地味な部類に入ると思います。味も、見た目も。
そんな菊芋が何故最近多くの方に知られるようになったのか、ですが
「菊芋が持つ食べ物としての有用性」
がテレビで取り上げられたから、ということにつきます。

次回はその辺りを書いてみようと思います。

今回もご覧いただきありがとうございました!

(続く)


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