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ブルーピリオドを読んだら、やりたかった事を思い出してしまった|はじめてのnote

まだ1巻しか読んでないのに、これ以上読んだらもう・・・抑えきれる気がしない。だからまだ先は読めない!寝れなくなってしまう。

そうだった・・・私はなんで美大に入りたかったんだっけ。
そのためにどれほど必死になってアトリエに通ったか。
どれほど沢山のデッサンを描いて、どれほど他の人との差に絶望したか。
絶望しても、なぜか自分には絶望せず鉛筆を握りしめながら気を失うように床に寝てた高校時代。

それでもやめたいと思ったことはなかったのに、あんなにきっと好きだったはずなのに。

美大を卒業して、企業に商品企画デザイナーとして就職。
周りは全員美術大学卒の先輩デザイナー40人。
結婚して子供を産んで戻ろうと思ったけど、最前線に戻れる気力がなかった。その後はとても信じがたいような人生で心と体が粉になった。

美大では自分が表現したい色を作品に。
新入社員の時は売れるデザインや生産コストを叩き込まれ「作品を作ってるんじゃないんだから」と笑われた。どんどん研ぎ澄まされて、私は自分から何か大事なものを失っていく感じがずっとしていた。

寂しさだけがあるけれど、なにが寂しいのかもわからなかった。

嬉しそうにキャンバスを抱えた婦人がカルチャーセンターに入って行くのを見た時私は「お金にならないのに何で描くんだろう・・・」とふっと思った。そのあとすぐに、なんて私はゲスな考えをするようになったんだと泣きたくなった。それでも私は何を失ったのかわかっていなかった。

ずっと忘れていた。
きっとずっと抑えて思い出さないようにしていた。
あのデッサンしてる時の夢中になる感じ。何も聞こえない世界。
ただ作りたい。感じたままを作品にしたい。

ただそれだけ
お金になるとかならないとかそういう話は意味のない世界。

作りたい私を解放してあげたいんだ




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