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書きたい=伝えたい、と向き合う楽しさ

伝える、という行為には色んな方法がある。絵を描く・文字を書く・作る・歌う・話す…と様々だが、私はこうして「書く」ことを選んだ。

❁ずっと大事にしていた"書きたい"気持ち

幼い頃から絵を描いたり小説を書いたりすることが好きで、時間の許す限り友人と作品作りに没頭するなど、創作作業を楽しんでいた。
けれども、何かを作る→周りに広げたい・伝えたい欲求のサイクルが、まさか大人になっても(趣味や仕事として)続くとは…当時の私は予想もしていなかったと思う。

❁ただ"書きたい"のか、それとも"伝えたい"のか

実のところ、書く行為は見方を変えれば自己満足に近いものがある。決して悪いわけではないが、内容によってはただの日記で簡潔してしまいがちだ。正直、私の書く文章はそれに近く、良くも悪くも広がらないが、個人的に大事なのは書くこと」だったため、何も問題はないと思っていた。
その意識が変化するきっかけになったのが、「初心者向けWebライター育成講座(#オキグリ講座 / 2019年)」の受講だ。

講座を受講した感想は、以前note【#オキグリ】Webライター育成講座で出会えた、新しい私)で書いている。
縁あって講座に申し込んだものの、当初私は「書くこと」だけに意識を向けていた。何故なら、今までそうだったからだ。書く行為を楽しめる私だから大丈夫!と見切り発車したが、受講・取材と時間が経つにつれて、あれ?と感じることが多くなった。

原因は、書きたいのか、伝えたいのか、分からなくなったためだ。

プロのライターさん・編集者さんのように、実際にお仕事としている人は、書く=伝えるのバランスが整っていて本当に凄い。一方、素人の私は書く=自分が楽しければ良い(あわよくば伝われば良い)という、特に誰からの反応も期待しない・気にしない文章スタイル。

個人のブログに載せる記事なら問題はないが、ライター講座ではチームを組んで実際に店舗を取材する。読んだ人が店舗に興味を持ち、「良いな」「このメニュー食べたい」と惹かれるような記事を執筆する必要がある。結果、伝わる(伝えたい)記事とは…と悩み、同時に自分の書く文章が人にどう伝わるのかを考える必要が出てきたのである。

★編集者・竹村俊助さん記事(note)も是非読んでほしい。


元々知っていた人にとっては当然かもしれないが、自分が書きたい文章と、人に読まれる・好まれる文章は全く違う。今までの私は前者だけで満足していたが、未来の私はどうなりたいのか。どっちの自分がよりワクワクするのか…ふと思ったとき、自然と答えは出た。

❁あれもこれも!日常は驚きに満ちている

今は企業に勤めながら、休みの日はできるだけnoteを更新している。文章を書くことを習慣づけるようになると、日々何気ないタイミングで"良いな"と感じる雰囲気や景色と出会える(気づける)ようになった。
少し前までは「退屈」「つまらない」とスルーしてきた何かが、目の前にある。そんな不思議で驚きの感覚を、note更新を通して楽しんでいる。

・書きたいだけ=私が書いていて楽しい記事
・誰かに伝えたい=ちょっとでも役立てたら嬉しい(プチ)記事

上記の2タイプを行き来しつつ、自分の中の「書きたい=伝えたい」と向き合う時間を作っている。書く行為は、筋力をつけるようなもの。スタートしたばかりだが、ワクワクしながら自分なりに書いていきたい。

明日は、何に出会えるだろうか。

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さこ | Sako
最後までお読み頂きありがとうございました! 少しでも、有意義&元気になる記事でしたら幸いです。