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未経験転職は思考の幅を広げるについて

猫に小判、ぬこばんです。
先日「未経験転職で利用すべき転職サイト・エージェント」という記事を作成したのですが、今回は未経験転職に関して、「未経験転職はキャリアの幅を広げる」をテーマに今回の記事を少し深掘りできればと考えています。

皆さんも新しい業界や、新しい職種にチャレンジしようと考えた経験はあるかと思います。また既にチャレンジしている人も。
未経験転職で一番メリットに感じることは、考える幅が広がることに尽きるかと思います。

例えば、業界Aで仕事をしていて、業界Aにずっといる人と、業界Aと業界Bを経験した人がいる場合、双方で解決のアプローチに違いが生まれます。

業界Aしか経験していない場合は、基本的に業界Aで学んだアプローチしか実行することができません。これは業界Aで培った考え方や慣習みたいなものが強くなりすぎるあまり、考えが一方的になってしまうことが原因です。

他方で、業界Aと業界Bを経験した人が課題に直面した場合、業界Aと業界Bで学んだ考え方を選択したり、組み合わせることで課題解決のアプローチを行います。

双方で大きく違う点は、視点がいくつあるかという点かと考えています。仕事は大なり小なり問題や課題を解決することが目的ですので、どちらのパターンにせよ解決すれば何の問題ありませんが、厄介なことが問題や課題の中には、「今までのパターンでは解決できない問題」に出会った時です。

業界Aのみで勤めてきた人は、そういった問題も今までの経験や慣習から、深く考えずにそれっぽい解決方法を提示してしまうことが、しばしばあります。

これはヒューリスティックというバイアスがかかってしまっているのですが、今までの経験から直感的に判断できる点は、思考体力の節約にもなりますので使い方次第では非常に効果的ではあるのですが、場合によっては直感的に判断したことで、後のトラブルに繋がるケースもあります。

トラブルが発生すると、最悪の場合には補償が必要になる可能性もあり、人的なリソースも大量に消費されてしまいます。まさに百害あって一理なしなのですが、当の本人からすると「今まではこうだった」「今回はイレギュラーだ」と感じるわけです。ちなみに何故ここまで断言できるかというと、社会人を始めて2年目くらいの私が、まさしく同じ経験をしたからです。

具体的な話はいつか機会があればお話しできればと思いますが、今でも当時の自分は職業倫理としては正しいと考えていますが、ビジネスマンとしては考えが甘かったと思っています。

補足として、ヒューリスティックとは、論理的な思考をせずに、簡単にものごとを判断することを指します。今回の例題だと、「課題に対して、業界Aの経験をもとにあまり思考を深めずに解決策を提示すること」を指しています。

一方で、業界A,Bを経験している人は、複数の業界を見てきたことで、事前にイレギュラーの可能性も考慮に入れることができます。これは論理的に考えることができているということなのですが、理由として業界Aの経験則では最もらしい回答が出ていますが、業界Bでも上手くいったこと、いかなかったことなども経験しているため、1つの答えで済ましてしまうことに違和感を覚えるためです。
ex.「業界Aでは上手くいったが、業界Bの時は失敗したな、、、」「xxだったらどうしよう?」「〇〇になる可能性はないか?」など

つまり仮説を複数立てられるということなのですが、これが思考の幅を広げるということになります。思考の幅を広げることで、よりクリティカルな打ち手を考えることができたり、事前に問題点を発見することができるようになります。

そういった人材になれれば未経験転職だろうが給料は上がりますし、キャリアアップも見込めます。実際に私はそういった仮説構築やインサイトの部分を評価されて、特にプログラミングスキルや英語、資格がなくても副業として業務に携わらせてもいただいているので、間違いないかと思います。
※取引先の社長曰くレアみたいですよ、そういう人

ただデメリットとしては疲れることです。私はヒューリスティックは悪みたいには考えておらず、むしろショートカットすることで体力を温存できるので積極的に活用していますが、とにかく思考を深くすると疲れます。

なので最初は、物事に違和感を感じる時に、自分の中の違和感に対して仮説を立ててみるとかで練習してみればいいんじゃないですかね?(投げやり)

あとはその仮説に妥当性のある内容を調査したり、聞いてみたりして精度を上げていけば、職場の人もビックリするようなインサイトを出せるかと思います。
その成功体験を得た時が、あなたの思考の幅が広がる時です。

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