待ってる、って言えたら
さいごまで飲みきれないコンビニの黒い汁
灰色に染まった夜 ぶちまけるように
つんざく轟音に飲みこまれる
雨上がりの青 かなしかった、あの日
痛いなんて言えないで
言えないで
また会えるなんて 約束でもなんでも、ない約束
うしろすがたおぼえてる
息絶えた向日葵 ぶらんぶらん、ぶらん
触れあえる距離は残酷
陽のあたる庭で
枯れないように しなきゃね
凛と、ぼくにだけ 見せた横顔
支えたくなった ひとりに見えたから
海が見える駅をこえてさ 朝陽がみえるまで
見えるまで
見えなくてもさ
ずっと、ここにいるからさ
僕はここにいるから
待ってるんだよ
痛いなんて言えないで
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