「いつも通り」は衰退の一途を辿る
※(----)で囲まれた部分は
「脳を鍛えるには運動しかない/ジョン・J・レイティ他2名 著」を参照
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二〇世紀の大半を通じて、脳のニューロンの量は生まれつき決まっていて、脳は青年期に完成したあとは変えられないというのが科学的な定説となっていたがそうではなかった
中学生や高校の頃、よく先生に「アルコールは脳の細胞を殺すんだ。そうなったら、二度と元に戻らないんだぞ」と言われたと思うが脳の細胞は何千という単位で元に戻すことができる
ニューロンは運動によって生まれ、環境から刺激(学ぶべきこと)を受けて生き残っていく
体育の授業(有酸素運動)が学習のために必要な道具(ニューロン)を脳に与える。授業で受けた刺激(勉強内容)は、その新たに生まれたニューロンに仕事を与え、ネットワークにつなげて、信号伝達コミュニティの一員にする
高齢でなくても、ストレスにさらされたり、うつ状態が長引いたりすると、これらの因子やニューロン新生は減っていく
つまりは活動(成長)するか、しない(衰退)かということだ
(※上記の活動とは有酸素運動のこと)
学習と記憶の能力は、祖先たちが食料を見つけるときに頼った運動機能と共に進化した
脳にしてみれば、体が動かないのであれば、学習する必要はまったくない
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何かやりたい事や
夢に向かって日々の習慣を見直す場合
原始的な人間の本質の部分の反応として
ストレス(※原始時代でいうところの生命の危機)を受けた時
生命維持の為に手っ取り早く満たせる「食欲」を満たそうとするのと同じように
現代人が自分の体や心をコンロトールする為には
自分(人間)という動物が
そもそもどういう反応や習性を持つ存在なのか
自分が『前頭前野』という脳のコックピットに乗ってる操縦士のつもりで
理解する必要があるようだ