2023.07.29 徳島線・高徳線・琴電
大阪での撮影を終えてレンタカーを借り出し、明石海峡を渡って四国に向かった。狙いは相変わらずキハ185とキハ40。キハ183が引退してしまった心の穴を埋めてくれるありがたい存在だ。高速で美馬まで一気に走り道の駅でマルヨ。夜明けを待った。
果たして、夜明けの女神は青く微笑んだ。四国らしさを感じる、山にへばりつく集落を結ぶ細い道を進んで着いた小さな展望台。吉野川に沿って敷かれた2本のレールがしっかりと見下ろせた。普Dを撮ってから迎える本命の剣山2号はみんな大好き4連。決して俯瞰映えする被写体ではないが、やっぱ好きだなぁ。
貞光から一度小松島にロケハンに向かったが成果は上がらず、眉山まで戻ってきた。去年も来た「眉山ガゼボ俯瞰」だが、前回と比べて圧倒的に抜けが良い!夏にこの抜けは相当良いコンディションである。狙いはキハ185系充当のうずしお9号。小さなお友達からの支持と反比例して大きなお友達に嫌われるアンパンマン列車もひっついてくるが、この距離なら編成の目立ち方に貢献してくれるのでウェルカム。吉野川を渡り徳島駅に向かう姿を頂戴できた。
気温は35℃。40分の山登りはなかなかしんどいものがあったが、ため池と山、そして瀬戸内海。そこに琴電。香川県を凝縮した景色が広がっていた。惜しむらくは天気が下り坂なこと。ばり晴れとはいかず、マンダーラな景色となってしまった。とはいえ、撮りようがないわけではない。せっかく暑い中登ってきたわけで、ため池を強調したり、琴平側を向いたカットを稼いでみた。
志度方面へ抜け、五瀬山の頂上から瀬戸内海に沈む夕陽バックを狙う。こちらも片道40分のハイキング。頂上からは志度駅が見下ろせた。19:04発の徳島行きは送り込みを兼ねたキハ40の3連運用。この日の日没は19:08。完璧なんじゃない?期待しつつ三脚を据えてその時を待つ。結果から言えば、海面近くの雲に太陽は隠れてしまったが、瀬戸内海の美しさとヨンマルのヘッドライトが一枚絵で撮れたのは相当僥倖。今度は日中のうずしお9号を撮りに来てもいいな。