2017.10.13〜14 石勝線
石北線での撮影を終え、十勝地方に入った。天気が良かったことと、スーパーおおぞらを狙うためである。とはいえ石勝線の撮影地はほとんど未履修。またロケハンから始めることになった。
2017.10.13 西新得(信)〜新得
Nikon D7200 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II
新得駅周辺は至るところが撮影地と聞く。狩勝越えの名の通り広大な平野を線路が2度S字を描くように新得駅に向かって下っていく線形のため、どの時間でもなんとなく日が当たる撮影地があるのである。まず見つけたのは、新得山トンネルの新得側出口。おおぞら2本分待ち、横構図、縦構図そして反対側を向いてカーブの編成写真を抑えた。いずれなくなる振り子キハ283系なだけに、まずは手堅い記録から撮影がスタートした形である。
2017.10.13 西新得信号場
Nikon D7200 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II
2017.10.13 新夕張駅
Nikon D7200 AF-S DX Nikkor 35mm f/1.8G
続いて西新得信号場に来た。本来ならスーパーおおぞらを狙いたかったが、ダイヤの関係でスーパーとかち。4連という現状を鑑みれば、6連なだけで良いのかもしれないが、どうもこの塗装を手放しに褒めることができない。車体はカッコいいだけにイマイチ物足りない。
その後もロケハンを続けたが、翌日のフェリーで苫小牧を出港することを考えれば、きょうのうちに日勝峠は越えておきたいと思い立ち、一挙新夕張まで戻った。そのまま寝てもよかったが、最終の札幌行きスーパーとかちに間に合ってしまったので、古くない割にレトロなホームと絡めて、バルブでいただいた。
2017.10.14 清水沢〜鹿ノ谷
Nikon D7200 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II
秋の北海道遠征も最終日。まずは夕張支線を少しさまよう。定番の清水沢の俯瞰も悪くなかったが、今回はトンネルバックの撮影をすることにした。元々複線だった夕張支線らしく、現用トンネルの脇にはもう一つ坑道が空いている。廃止も決まっている路線だけに、シャッターを押す指にも力が入った。
2017.10.14 川端〜滝ノ下(信)
Nikon D7200 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II
新夕張から楓、登川方面のロケハンに入ったが、芳しいものはなく、そのまま国道274号を千歳方面に戻る。滝ノ下信号場を覗いてみようと小道に入るも、通行止めのトラロが張られていた。乗り越えるのは簡単だが、そういう話ではない。あたりを見渡すと、意外とこの踏切の近く、撮れそうである。幸い太陽も出てきたので、色づいた葉っぱを入れつつ、縦構図で青さが光るスーパーおおぞらを切り取った。
正直この年の紅葉はハズレだった。こんな年もあるのに、車両の廃止は待ってくれないのである。いつか行けるという考えの愚かさと、行動の重要さを思い知った遠征だった。