本を読む
本を読むのは、幼いころからずっと大好きです。
私の本との付き合いは、まだ字の読めなかったころの母の読み聞かせから始まり、現在までずっと続いています。
一口に「本」と言っても、読むジャンルは年々変化してきました。
幼いころ~小学校卒業まで
絵本や小説など、想像力を刺激してくれるフィクションの本が大好きでした。
あ、「~~のひみつ」シリーズも大好きでした。(ご存じの方いらっしゃいますか?笑)
小さい私は空想の世界にどっぷり浸かっていました。
世界がぶわーっと音を立てて広がる感覚が心地よかったです。
とにかく暇さえあれば、本を読んでいました。(もちろん体を動かすのも大好きでしたが)
今の自分からすると相当羨ましい環境です。戻りたい。
中学校~高校卒業まで
「単行本」に出会いました。
図書館で、大人たちに交じって単行本を選ぶようになって、
「大人の仲間入りや~」と勝手にドキドキしていました。
単行本は分厚いので、学校や図書館で本をたくさん借りると、かばんが重すぎてひいひい言っていたのを覚えています。
このころも、ほとんどフィクションを読んでいました。
思春期の私にとっての本を読むことは、「息苦しい現実からの逃避」の意味も含んでいました。
大学~
新書やエッセイ、参考文献など、ノンフィクションを読むことが増えました。
それは、自分が読みたいと思ったものも、授業で読むように指示されたものも含めてです。
大学生になって、フィクションを読むことがほとんどなくなりました。
それは、時間を作ることができなくなったからでもあるし、社会との距離が近づいて、外の世界に興味をもったからでもあります。
フィールドワークで、私は「アウトプット」の重要性に気づきました。
周りにアウトプットがうまい人がたくさんいて、
「自分の思ったことを的確に言語化できるのがすごい!」
「いろんな人の話を聞いて、それを自分の言葉でアウトプットできるレベルまで理解しているのがすごい!」
と感動しっぱなしでした。
「どうやったらアウトプットがうまくなるのかな~」とメンバーに尋ねたとき、すごくハッとすることを言ってくれた人がいます。
「自分の言葉でアウトプットするためには、本を読んで、語彙を増やしてみたらいいんじゃない?」
そのとき、あ、そういうことなんだと、視界が開けました。
そもそも語彙力が足りないから、自分の中でしっくり来る表現が思いつかなくて、聞いた言葉をそのままオウム返しでしかアウトプットできないんだ。
今まで本はたくさん読んできたけど、語彙や表現に注目して読んだことはないな~。
そもそも読んだものを読んだままで終わらせているから、内容すら忘れてしまってるな~(気に入って何回も読んだり印象に残っていたりする本を除いて)。
フィールドワークから帰って、すぐに図書館に向かいました。
アウトプットを前提に本を読んでみると、予想よりもはるかに面白い!
「あ、ここでこんな語彙を選んでいるんだ」
「この比喩面白いな」
など、色々気づきがあるし、自分もそんな表現を使ってみたいと思う。
フィールドワークでアドバイスをもらってから本を読んでみて、
本は受動的に読むこともできるし能動的にも読むことができるのだと知りました。
本を読んで、自分の語彙にして、noteで実践(=アウトプット)して、自分のものにしていく。
まだまだ私は成長期、伸びしろいっぱいだ。
もっと言葉の引き出しをもった人間になれる可能性を感じてワクワクが止まりません。
改めて、色々ヒントをくれたメンバーたちには本当に感謝しかできません。ありがとうございます!!!