"感情を言葉にしてみる"という科学的有用性。
こんにちは!BeDo+からMegumiです☻
今日も寄り添い系救急医・Hospitalistとして、平穏と刺激のどちらも欲しがりながらわがままに現場に立ちながら、”Well-being”の探求を行なっております。
今回は、感情と、well-beingに関する面白い文献と出会いました。Inputしたことを自分なりに言語化して共有したいと思います。
”感情ラベリング”の有用性についてです。
感情ラベリング、感情に関するサービスを構想しながらも初めて聞くwordでした。
感情ラベルングとは「感情を言語化すること」です。
感情ラベリングに関する研究はいろいろされているようです。
”自身の感情を言葉にすることでネガティブんな感情体験や出来事へのストレスを和らげることができる” (Lieberman et al., 2011)
Liebermanは、ネガティブな画像を見せた時に、感情ラベリングを行うことで、ただ画像を見ていた時と比較して、”ネガティブ画像に対するストレスが低下した”という研究結果を発表しました。
さらに、Leibermanはその後、別の研究で、そのメカニズムに関する研究も行なっています。なんと、FunctionalMRIによる画像検査で、感情ラベリングと関連して、否定的な感情イメージに対する扁桃体や他の大脳辺縁領域の反応を低下させることが示された。扁桃体は感情の中枢であり、特に不安や恐怖などの感情を感じた時に活動することが知られています。
さらに信州大学の北澤氏らの研究では
”感情ラベリングを行う際に、自分自身でラベルを生成するよりも、選択肢をもとに感情ラベリングをした方が、画像による不快度が低下した。”
”感情ラベルを選択肢から選ぶことで、自身の感情状態との距離感が生じ、不快度・覚醒度が小さくなる可能性が示唆された。”
という研究結果を示しています。
なるほど、自分の感情について、「今どんな状態なんだろう?」と選択肢と比較して、自分を客観視できるわけか。
BeDo+のやっていることも、感情ラベリングであり、ココロの状態を”天気”として表現しているのは、天気という選択肢から選び出しているということになる。
自分もBeDo+の毎日の愛用者であるが、確かに
「今日の自分の感情はどんな天気に現そうか?晴れ?雨?うーん、くもり?」と第三者目線で見つめているうちに、自分について冷静になり、もやもやもスッキリしていることがよくある。特にnegativeな出来事が会った時はその効果に助けられたこともある。
ちょっと脱線だが、
特に、医療の現場にいると、一喜一憂することが多い。
自分が一生懸命みている人が、一生懸命やっているからといって、全てがうまくいくことばかりではない。医療は科学的と思われがちだが、不確実性に溢れている。
どんな治療もリスクとベネフィットの天秤をかけることが必要である。
何をやっても、これが起こるかもしれない、あれも起こるかもしれないの連続。重症の状況から転換できなかったり、悪化すると、”あの時あの選択肢をとっていたら変わっていただろうか?”という自責の念にかられることも多くその状況から脱却なかなかできないことも多い。
そんな時にBeDo+にはけっこう助けられてます。
自分のもやもやを言語化して、「そんな状況でくよくよしててもしょうがないし、向き合う人がたくさん待っている!」って思わせてくれるし、
素敵な出来事だってあることの気づきをくれます。
そういった文献を自身の経験と合わせて「確かにそうだな!脳に影響していたのか!」と目から鱗な文献でした。
そんな科学的にも効果がありそうで、効果を実感中の、ぜひチェックしてください☻
BeDo+は毎日社会に貢献するあなたの”Well-Being & Well-Doingを応援する”パートナーです。毎日Well-Beingの追求を行なっています。
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こんな写真のようなココロの状態を目指して今日も過ごそう!
BeDo+ By NU Japan CSO Megumi