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金沢を身近に感じた1週間

12月2日(月)
日付の配置が悪く、末締めがおまとめできてしまってちょっと大変な週明けだった。
でも作業自体にはだいぶ慣れてきた。やり損ねたことが、ある日突然顕在化したらどうしよう!と不安ではあるけれども。

会社の建物が外壁工事を始めて、足場組みをしているものだから外が非常にやかましかった。どれくらいやかましいかというと、電話の声が聞こえないくらい。
電話というのは人間が発する周波数を中心に音を届けるようになっているらしいから、こちらの声は先方にしっかり届いているみたい。にも関わらずこちらは聞き取れないので先方は訳が分からず、「?」のラリーが煩わしい1日となった。

寒さも増してきたので、パンツの下に何か履くかと思い至りメディキュットのスパッツを引っ張り出してきた。
大きいサイズを買っても腹部が苦しくて途中で気持ち悪くなることがあったので仕事の時を避けていたらほとんど履かなくなったメディキュット。ものすごく久しぶりの着用になって気がついたのだけれど、どうやら姿勢が悪いと腹部を圧迫しやすく気持ち悪くなるらしい。
少し体力がついてきて、姿勢も前よりは改善したからか1日つけていても平気になったみたいだった。
「骨盤が立つのをサポート」ってなんのこっちゃと思っていたけれど、支えられるとはこういうことなのかと理解した。最低限の体力では他人に助けられもしないのだなと痛感した。


12月3日(火)
ローソンの骨付きフライドチキンを食べた。クリスマスの前哨戦アイテムなのかな。
美味しかったけれども、日本の骨付きフライドチキンのメッカであるKFCと比較すると割高感があるかな。ちょっと高いけど手軽に手に入るというところが古からのコンビニ商品という感じだったのはよかった。
ただ、持ち帰る時に入れてくれた袋が發油紙じゃなかったみたいで、衣がだいぶ袋に食べられちゃったのが残念だった。

五十鈴茶屋のコルネを購入。前回は秋限定の栗を購入できていたのだけれど、今回は定番の餡とクリームの方を購入できた。
赤福だから当然こし餡なんだろうとなんの疑いもなく口にしたらつぶあんだったのでびっくりした。そういえばそんな話を聞いていたなと思い出す。人の話をめちゃくちゃ適当に聞いているというのを実感してしまってちょっとショックだった。

赤福のコルネ、前回は10/31に食べていたようです。


12月4日(水)
末締めの書類がようやく整い、忙しいのも片付く。毎年秋冬だけに発生する末締めの仕事が終息するため、ここからはこんなには忙しくないみたい。
来年のこの時期にはもう会社を去って居る予定なので、この忙しさにはもうお目にかかることはないんだなと思うと、嬉しいんだか寂しいんだか。

思いつきで帰りに一駅先まで歩いてみた。途中でうずくまっていて性別も不明の人物とそれを見てオロオロしている男性1名、少し離れて女性2名(いずれも10代風)に遭遇。
男性の知り合いでないと確認したのち、うずくまっている人に話しかけてみたけれど反応がないので、人生で初めて119番に電話した。救急車が到着する間も声がけを続けていたら、途中でむくっと起き上がって「持病のてんかんで」「救急車は呼ばないように母に言われていて」と教えてくれた。
ごめん、もう呼んじゃったわ。と本人にも説明して、到着した救急隊の人にも内容を引き継いでから場を離れた。あの子、救急車乗ったかな。それとも断れたかな。
冷静に対応できていたのではと思い込んでいたんだけど、「救急車から電話がありますのでね」と言われていたのに対して「はい!」と元気に返事をしたにも関わらずかかってきていた電話はバッチリ出損ねたし、発見する直前に歩きながら飲んでいたタンブラーの蓋を閉め忘れてカバンの中にミルクティーの残りを全部を撒いてしまった。いつも無糖なのにこういう時に限って甘くしてる。
財布からノートから全部びしょ濡れで、久しぶりにお札までベタベタにしてしまったけれども、家に持って帰って洗ってから干したら綺麗に復活した。造幣局の技術力の高さに感服。

ところで、わたしは無知識だったのでとっとと救急車を呼んでしまったのだけれど、てんかんの発作は呼吸に異常があるとかではなかったら救急車を呼ぶ必要はないみたい。とはいえ、その状態がてんかんであるかどうかは通りすがりにはわからないし、かといって罹患者も「てんかんです」って札を掲げて歩くわけにもいかないだろうし。てんかんじゃなかったら意識回復までの時間(おおむね5分くらい)を待ってからの通報では間に合わない病気もたくさんあるわけで。
通報って難しいな、としみじみ考えさせられる体験となった。


12月5日(木)
古巣のイベントが開始したので、仕事帰りに寄って2時間ほどしゃべってから帰った。
いいことも嫌なこともたくさんあったけど、充実した数年間だったしみんないい人だったな。去ってからも忘れずにいてくれてありがとうございます。皆さんに幸あれ。

わたしの脳は都合が良くて、基本的には楽しいことしか記憶しない。辛かったことは1年くらいで忘れていってしまう。この脳と共に日々生きるのはとても楽で、便利なのだけれど、人生という単位で見つめると辛かったことを忘れて何度も飛び込んでしまうという弱点があるんだな。そして周りに迷惑をかけてしまう。
なるべく過去は振り返らず、楽を理由には同じことを選択せずに進んでいくことで極力回避していくことにしよう。これは備忘録。


12月6日(金)
仕事帰りに金沢県物産展へ。
金沢というと九谷焼とか輪島塗りとか工芸品のイメージが強く、食べものといっても海鮮寿司くらいしか思いつかなかったのだけれど、おでんとかカニとか言われてみれば!が色々あった。
生麩のソフトクリームを食べようかと向かったけれど、あまりにも寒い日だったので体を冷やしてから冷蔵庫のような自宅に帰る気にならず。カヌレとかワッフルとか甘いものに替えた。


12月7日(土)
瀬戸市美術館で行われている『九谷赤絵の極地』を観に行った。
実演の鑑賞→作品の鑑賞→赤絵の体験ワークショップという順番で充実しまくりの1日となった。
九谷焼についてはほとんどみたことがない程度の知識だったこともあり。
実演で先生があまりにもするすると描かれていたこともあり。
展示作品が細かい絵付けの作品ばかりだったものだから、なんとなく自分でもできるような気持ちになってワークショップに臨んだけれども、なんのことはなし。全く細い線が描けず撃沈してしまった。悔しい。
それはそれとして、上絵付けなので年内には届きそう。楽しみだな。

夜ご飯は、いつかいってやろうと思っていたさと式焼肉を食べに行った。
想像を超えてこない味ではあるもののサイドメニュー満載なのが楽しかったのだけれど、そこそこ値段もするし、中途半端だったので滅多なことがない限りもう1回は頼まないだろうな。
何より、専用鉄板が特殊な形だからか、テーブルに備え付けられているガステーブルが使えないみたいでカセットコンロで鍋を沸かすのだけれど、これがまあ安定が悪くて。2回くらいあわやというのがあり、お店にもちょっと迷惑かけちゃって申し訳なかった。


12月8日(日)
寒い日だったので外には出ず、一日中パブリックアートまとめのブログを更新していた。
みなさんご存知ないかもしれませんが、わたしはライフワークとしてパブリックアートの情報を収集しておりまして。それらをデータベース化したものを投稿しておりますので、よかったらご覧ください。
こういうものもあるのかと気づくことが、人生の彩りにつながると思います。



以下、写真。



水)KFCによく似た形のローソンの骨付きフライドチキン。


水)五十鈴川茶屋のコルネ。
パリッとしている生地でいただきたい。


木)友達がくれたトムテの飾り物。
一昨年自分で描いたダーラナホースとすぐ仲良くなれた。


金)金沢物産のワッフル。
美味しかったけれども、金沢に行ったら必ず食べたい!というほどではなかった。


金)金沢物産のカヌレとスコーン。
焼き色が濃いめのパン屋さんだったけど、
若いお兄さんが一人でやられていたので思わず購入してしまった。
スコーンはちょっと焼きすぎかな、、、。
カヌレは美味しかった。


土)朝からグラコロを食べた。
リニューアルしたらしく、だいぶ味が変わったね。
コロッケが薄くなって衣がよりガリガリになった気がする。
食感としては楽しくなったけど、味は前の方が好きだった。


土)『九谷赤絵の極地』はなんと撮影自由です。
牡丹獅子かわいい。
ぎゅーっと見すぎると呼吸を忘れてしまうみたいで、途中で酸欠になった。


土)わたし、食器はお花柄が好きらしい。
この繊細な線が自分にも描けるのではと勘違いしている時間がわたしにもありました。


土)合間時間で瀬戸信用金庫のアートギャラリーへ。
2025年のカレンダーが配布されていたのでいただいてきた。
来年は聖母子像だよ〜!


土)用水路にみかんが流れていた。


土)先生が用意してくださった椿を下絵をもとになぞる。
周りはフリーハンドで模様を描く。
他の参加者は思い思いに好きな絵を描かれたりする方も。
細くてはっきりした長い線を描くことの難しさを体感した。

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ida
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