3Dプリントで出来た等身大ドールをお迎えした話 その①受注申し込みと到着まで
立体物と共に生き立体物と共に朽ちるキミカゲです。こんにちは。
美少女フィギュアコレクターからドール者にぬいママ?へと数十年掛けて渡り歩き、遂に等身大サイズに辿り着いたのでその記録を書き残したいと思います。
等身大ドールに対する興味
フィギュアやぬいぐるみよりはドール趣味が一番濃く長い為、今まで様々なドールに興味を持って過ごして来ました。
その中に等身大も含まれていただけとも言えるので、等身大だからこそ…と言う特別な思いはないとも言えます。
小さいサイズなら精巧なミニチュアなどが多くある表現の広さ、大きいサイズなら圧倒的な存在感や実物大アイテムが多用できる可能性の高さ、それぞれの良さがあると思います。
小さいのは正義、大きいのは浪漫です。
小さなドールであれば最小で1/12サイズ(10cm前後)まで楽しんで居た経験があるのですが、最大となると1/3サイズ(60cm前後)まででそれ以上先は縁が無く、いつかもっと大きい子も居たら楽しそうだなぁと心の底ではずっと考えていました。
先ほど特別な思いはないと言いつつも憧れはあったんだと思います。
他はなんでしょうかね…元々「着せ替え」と言う行為が物凄く好きなので、やっぱり普段売ってる服などがそのまま使えるサイズと言うのに物凄く魅力を感じてましたね。
この頃にも等身大に興味があって調べてたらしいのですが、なんか悲しい内容。
理想の等身大ドールとの出会い
日課のドール情報を収集する中で、WF(ワンダーフェスティバル)2022夏のレポートでこの子を見つけて衝撃を受けました。
か、可愛すぎる…!
3Dプリント製!?可動するの!!??個人の方がこれを!!??えっ!!!???
そんな凄すぎると言う言葉だけでは表し切れない作品は「garage299」はむ猫様のオリジナルドールです。
この時は参考出展だったのですが、配布されたチラシに販売検討中と書いてあったらしく今後が凄く楽しみで期待しておりました。
そして時は流れ2023年2月に「幻想夢乙女」と名付けられ実際に販売が開始されました。
その頃の私はと言うと私生活で多忙を極めておりドール関係の情報を追えず販売を後になって知ったものの、もし実際にお迎えするとなると考える部分も多くあり、また憧れのままで終わると思ったのですが…。
実際にお迎えしようと思ったきっかけ
話は変わりますが私は7月に、ドールのウィッグカットをして貰いに池袋の美容院に行きました。
こちらの美容院にて「MarionetteParty」と言う外神田にあるドールと一緒に楽しめるカフェとバーがあると教えて貰ったのですが、確か件の等身大ドールちゃんが居たような…と思い出し伝えた所そうだと言われ、それならこれもまた良い機会だし見に行こうかなと決めました。
ちなみにその時、美容師さんに「実際にお迎えしたら…なんて☆彡」みたいなことを話してたんですがまさかですよね、まさか。
そして同月に「MarionetteParty」様へ、バーの時間帯にお邪魔してお目当ての等身大ドールちゃんを見たのですが…。
はぁぁぁ~~~やっぱり可愛い、すごく可愛い。
そして瞼や瞳、指の動きに感動。
お店に居るマリアちゃんは販売版の幻想夢乙女とは色々違うプロトタイプだったのですが、それでも憧れだったドールに会えた嬉しさったらないです。
お迎え出来なくとも実際に目にすることは出来ると会いに行った訳なんですが、マリアちゃんを眺めながらお酒を飲みつつ「この子、実際にお迎え出来るんだよなぁ…」と湧き出す欲望を胸に抱いたりしてました。
そして帰宅後にはむ猫様のTwitter(現X)にて、7月末のWF2023夏に受注を行うと知り、マジで!!??となりこれはチャンスなのでは…と本格的にお迎え計画を練ることにしました。
お迎えを決めるまでに考えたこと
価格より家族の理解、家族の理解より場所が問題だ…!
って悩むのかな~断念する羽目になるのかな~~と考えていたのですが、家族の理解に関しては普通にいいんじゃね?って感じで拍子抜けしたのと(今のドール趣味の延長線と思ってくれたっぽい)、場所は座らせて置けばまぁどうにか…そして実際にはお迎え後に引っ越ししたのでこちらの問題についても解消されました。
あとは覚悟のみだ!!と、当時mocriでフォロワーさんに相談させて頂いたり、自身でもそれなりに悩んだりしましたが、最終的には等身大ドールが居る生活を経験してみたい!と強く思ったので己の願いを己で叶える為にお迎えを決めました。
いざ受注申し込みにWFへ
忘れもしない7月30日。
超絶猛暑の中、遠くの幕張メッセへ…。
初WF参加で早朝からはキツ過ぎたので13時からの午後入場チケットで行ったのですが、結局早く着き過ぎて40分くらい屋外待機地獄を味わい、これでお迎え出来なかったらショック過ぎるわと自業自得な心配までしたのでなんか色々とアカンでしたね。
お迎え出来なかったらそれはそれで運命とも考えて居たのですが、掴みたいものがあるなら最善を尽くせよと言いたくなります(反省)。
そしてやっとの会場入場後、汗だくになりながら競歩でブースに向かいました。
結果は……やったね!!
この時も嬉し過ぎて凄くテンション上がってました。
なんか書くことがそれしかないくらい色々忘れる程に。
折角だからWF行った記念に何かお土産的な物を買いたいな~と会場を回ってたのですが時間帯的に何処も販売品が少なく資金的にも今後を考えると自重すべきかなぁと思い、あみあみと言うフィギュア販売メーカーのブースでめっちゃデカい紙袋(引っ越しの時の荷物の持ち運びにすんごい役立った)だけ記念に貰ったのみでした。
ゆっくり見て回るって言うのも暑さと人混みでギブとなってしまい滞在時間は2時間程だけとなりました。
そんな駆け足でのイベントでしたが思い出深い日にはなりましたね。
そして後日、某TV番組にてWF2023夏の特集が組まれ、幻想夢乙女さんがスタジオ出演されたりとびっくりしました…!
またこの時の受注枠もWF分のみで追加は無く、今後の人気の更なる高まりを考えるとお迎えの良いタイミングだったと足を運んで正解だったと思います。
等身大ドール幻想夢乙女の到着
幻想夢乙女さんが家に来るまでの間、お迎えアイテムをめちゃくちゃ買い込みつつ過ごしていました。
やっぱり使えるアイテムが入手しやすいのは大きいですね~!
等身大パソコンではないが等身大ドールはお迎えするのだとこの時の自分と、ちょびっツを読んでいた○歳の時の自分に言いたい。
そして約2ヶ月後、待ちに待ったその時が来ました。
段ボールすら大きくて感動してしまう(情緒)。
開封!!!
そして恐る恐るお顔を拝見して…。
視線をこっちに向けた瞬間、「あ、居るな」と思いました(質量による存在感的な意味でnot霊感)。
すすす、すごいのが家に来てしまった…!これからこの子を組み立てたり洋服を着せたり色々やっていく訳だけど出来るのか!?と不安にもなりつつ、次回メイクと組み立て編に続きます。
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