お散歩日記。
目的もなくただ歩いた30分。
少し用事があったので表参道というか青山というか曖昧な場所に来ています。
Instagramで見ていたようなキラキラしたオフィス街の景色、私は田舎者なので全てが目新しく輝いて見えました。
一旦スタバに寄ってみると、近隣の店舗とは違う落ち着いた大人の雰囲気。客層が違うだけでこんなにも店内のムードが変わって見えるのかと、イートインでもないのにまじまじと店内を見回していました。
買ったのは季節限定のクレームブリュレラテ。
これが甘すぎず温かくって、たまらなく美味しいのです。
そんなラテと折り畳んだトレンチコートを片手に、数駅先までふらふらと歩いてみることにしました。
大人な街、私も少し背筋を伸ばして気取って歩いてみました。そのなんと気持ちのいいこと。
少し落ちてきた太陽に照らされながら、知らない街の長い一本道を闊歩する瞬間はなんとも言い表せないほどなのです。
やがて様々なハイブランドの路面店が見えてきました。
ホリデーの雰囲気を纏った街がキラキラと輝いていて、まだ11月なのにクリスマスの空気に煽られてツリーが欲しくなってきました。さすがに買いませんが。
もっとゆっくり歩きたいと思いました。
私は歩幅が狭いので、人と歩く速度を合わせるためにかなり早足で行ってしまうことが多いのです。
自分ではのんびり街を見回しながら歩いているつもりでも、周りを歩く落ち着いた大人にはゆったりとした時間が流れているように見えて、私はなんでこんなにも生き急いでいるんだろうかと気付かされました。
それからゆっくり、ゆっくり、時には立ち止まってラテを飲んでみたりしながら、なんとなく歩き続けて原宿までやって来ました。好きな街です。
特にこの後の予定もないので、ずっと気になっていたお店に立ち寄ってみることにしました。
増田セバスチャンサンのプロデュースされている"6%DOKI DOKI"
お店に入る前からショッキングピンクを基調とした"これぞ原宿だ!"というような雰囲気に圧倒されつつ、決意を固めて店内へ。
私の大好きな、憧れている世界がそこにはありました。
大好きなピンクだらけの、きゃりーぱみゅぱみゅサンのような可愛らしくも力強い意志のあるアイテムばかり。空いた口が塞がらないまま店内をぐるぐるぐるぐるしていました。
何か買って帰ろうかと思いましたが、よく見ると私のお財布の中身は500円……。次来る時は全身固めて買いに来るぞ!の意思を持って店を出ました。
あとはフラフラしながら竹下通りを通過。初めて黒人の方のTシャツ店のキャッチに声をかけられました。こわいですねあれ。
平日だからなのか日本人は少なく、訪日観光客ばかり。数えられるほどしか来ていないけれど、毎度訪れる度に雰囲気が違って不思議な感じでした。
そのまま原宿駅へ到着。なんだかんだ30分以上歩いたお散歩もここで終わり。
時間も地図も何も気にせず、ただ足の向く方へ歩き続ける。知らない街での知らない出会いが面白くてたまりません。
次はどこの街を歩いてみようかな、なんて思いながら終わります。