学歴は成績証明書Transcriptをもって正式確認。卒業証明書(日本特有?)は不要
筆者は長いアメリカ留学であちこちの大学院に入学願書(application forms)を送った経験があります。願書に学歴を書き際ますがそれを証明するものとして成績証明書transcriptを出身校から直接送るよう依頼されました。
筆者最終学歴であるGeorgetown University School of Languages and Linguistics Ph.D. Program in Linguisticsに応募する際には、慶應義塾大学文学英文学科学士課程、早稲田大学大学院文学研究科英文学科修士課程、University of Hawaii Master' Program in Teaching English as a Second Program の成績証明書(transcripts)3通をGeorgetown University Graduate School Admission Officeに指示通り提出しました。
現在でも変わっていません。例えば、Harvard University Graduate School of Arts and Sciences Applying to Degree Programs (Harvard Kenneth C. Griffin Graduate Schools of Arts and Sciences)を見ると、
The Application
Components and Requirements(必要書類)
application and application fee
transcripts (成績証明書)
three letters of recommendation
statement of purpose
personal statement
demonstration of English proficiency
writing samples, for select programs
GRE, for select programs.
とあり、成績証明書transcript(s)の提出を求めています。
成績証明書transcript(s)には入学年月日、卒業年月日、所属学部、学科、課程(学士/修士/博士)、履修科目名と履修年月、grading system付き成績、取得単位数、各種試験(博士候補者試験など)合否年月日、外国語試験合否(英語以外の2ヶ国語)合否、取得学位(BA/BS,MA/MS,Ph.D.)年月日、Ph.D.の場合は論文名、などなどほか細かく記載されています。
従って日本で言う卒業証明書とか学位証明書などの提出はありません。筆者の記憶ではそのような書類は無かったと思います。成績証明書transcriptで十分用を足すからです。卒業式にdiploma(卒業証書)をもらいガウンを着て記念写真を取りますが、いわば儀式的なもので作ろうと思えば作れてしまいます。
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