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虎に翼 第20話

直言(岡部たかし)は贈賄容疑で拘留、家宅捜索に来たという検察官・日和田(堀部圭亮)ら。直言の妻である、はる(石田ゆり子)娘の寅子(伊藤沙莉)に対して怒鳴りつける。おお、戦前の官吏……というか、戦後でも昭和の役人は高圧的だった覚えがあります、かなり。

優三(仲野太賀)が帰宅してくれて助かった。法に則った捜査である以上は拒めないが、土足はやめてくれと落ち着いて話せる。これは大きいなあと思った。家宅捜索だから部屋をめちゃくちゃにされるだろうが、土足かそうでないかで、その後の精神的ダメージはかなり違ってきそうである。それはそうと日和田、靴脱いだのにこれみよがしに床に置くんかい。

検察官らが帰って、がっくりと気落ちする寅子に語り掛ける優三

「これからつらいことが沢山あると思う。でもひとつ救いなのは、僕らが法を学んでいることだ」

優三も寅子も、司法試験に受かってはいないから法曹界の人間ではない。しかし、法を学ぶ……身に着けることで、守れるもの、人が在るはずだ。それはこの作品内の世界の人々だけでなく、私たちだって同じだ。知識は無駄にはならない。

そして、優三に襲い掛かる便意。緊張すると催してしまうということは、もしや彼がいつまでも司法試験浪人なのは、試験会場でお腹痛くなっちゃってるからでは……
便意は急激にやってきたようだが、検察官らを見送るとき深々と頭を下げる優三、よく見ると手でお尻を押さえてないか?もしや、けっこう前から我慢してた……?肛門がのっぴきならない状態になってもトイレより寅子を励ますことを優先した。優三さん、本当にいい人だわあ。

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そして、直言が関わったとみられる贈収賄事件が想像以上に大ごとであったことが明らかになる。
力になりたくともままならず、もどかしい思いをする明律大学法科の仲間たち……見つからない弁護士。うん、大庭氏が力になってくれるとは、梅子さん(平岩紙)の願いを聞いてくれるとは思いませんでしたので!それでも、寅子のために頭を下げるんだね、梅子さん(涙)。

そして、隣家から降ってくる花岡(岩田剛典)と穂高先生(小林薫)。希望の光となってくれるんですか?!

次週予告がカッコいい編集。そしてチラッと映る法衣姿の桂場(松山ケンイチ)、彼がお父さんの事件の裁判官……。
法律は果たして、国を相手に戦う場合でも無辜の国民の味方となってくれるのか。それがもし来週のテーマなら、第5週にしてとんでもなく重い内容になる。
でも楽しみにしてる!

(つづく)

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ぬえ
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