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ナッジにおける「組織づくり」の挑戦と未来

こんにちは、ナッジnote編集部です。

ナッジは、「ひとりひとりのアクションで、未来の金融体験を創る」というミッションを掲げるFintechスタートアップです。

私たちは、ナッジで働くメンバーに焦点を当て、「入社のきっかけ」「現在の働き方」「ナッジで実現したいこと」についてのインタビューを公開しています。「ナッジってどんな会社?」「どんな人たちが働いているの?」と興味を持っている方に、ぜひお読みいただきたい内容です。

今回のインタビューは、代表 沖田のもとで二度目となる挑戦をしている経営管理部 部長の寺島さんにお話を伺いました!



<社員プロフィール>

経営管理部 部長 寺島 幹人 (Mikito TERASHIMA)

大阪府出身。2002年慶應義塾大学環境情報学部卒業後、ソニーコミュニケーションネットワーク(現 ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社)でコンテンツビジネス、KBMJ(現アピリッツ株式会社)で新規事業立ち上げに従事。その後、合弁会社でSBIナビ(現ナビプラス株式会社)を設立し、執行役員兼事業統括責任者として事業を成功に導く。クックパッドにて人事部長を経て、2024年ナッジに参画。人事・カルチャーを中心にコーポレート部門全体を統括。趣味は整理整頓、音楽、踊ること。蕎麦屋の息子。


入社までの経緯・決め手


インターネット業界一筋、事業開発 12 年・人事 11 年

ぼくは、大阪生まれの蕎麦屋の息子で根っから商売人気質な家庭で育ちました。高校時代に海外留学をさせてもらい、図書館にあった Mac からインターネットに初めてつながったのが 1996 年。そこから、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)に進学し、当時、リリースされたばかりの iモード端末 F501i を所属ゼミで提供されて学内向けポータルサイトをつくったり、友だちと電子音楽のオンライン辞典をつくったり、先輩が起業した服作りサイトを手伝ったり。今思うとやたらとサービス開発に関わる機会に恵まれた学生生活でした。

その後、社会人になってもインターネット業界一筋。新卒では、ソニーコミュニケーションネットワーク(現 ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社)に入社し、ポータルサイトや課金サービスのディレクターでキャリアをスタートしました。Web2.0 の波が来ると、KBMJ(現 株式会社アピリッツ)に転職して新規事業の立ち上げに何度も挑戦させてもらい、ぼくのキャリアの前半 12 年はずっと事業・サービス開発をしていました。

新卒時代のデスク(写真記録癖)

企画から関わった toC サービスはどれもまったくうまくいきませんでしたが、当時の上司と細々とやっていたアクセス解析コンサルティングの顧客課題から “レコメンデーションエンジンの SaaS” というビジネスの種が見つかり、これが実って転機が訪れます。この事業が会社として独立できる程度の業界シェアをとり、SBI ベリトランス(現 株式会社DGフィナンシャルテクノロジー)との合弁で SBI ナビ(現 ナビプラス株式会社)を起業することになりました。ぼくはそこで事業責任者をしていたのですが、実は、この時に SBI ベリトランスを率いていたのがナッジ創業者の沖田さんでした。今もそうですが、当時も「とりあえず、やってみ?」という感じで自由にやらせてもらえて、自分の実力だけでは得られなかった経験をたくさんさせてもらいました。

2012年某日、テレビ会議する沖田さんと寺島さん

その後、子どもが生まれたタイミングで働き方を見直す必要に迫られ、人事にキャリアチェンジしてクックパッドに転職。その内にスタートアップ業界で再挑戦したい思いもあり、そのためにミッションドリブンなプロダクト組織づくりを学びたかったのが入口でしたが、『毎日の料理を楽しみにする』というミッションを信じて働く日々は、想像や期待を遙かに超えてエキサイティングで楽しいものでした。途中で経営交代等もあり、ここをどうやって乗り越えようか… というシーンに向き合いながら、その時々のクックパッドらしい組織づくりに取り組んでいたら、あっという間に 10 年が経ちました。聡明でいつも真剣で、でもどこかふざけた魅力的な同僚たちがワイワイと料理の課題解決に熱中しているあの感じは、今もぼくが目指す組織のお手本です。


良い会社に入るよりも、良い会社をつくりたい

そんな大好きなクックパッドも、また次の新しいフェーズに突入するタイミングにきていました。このバスに乗り続けるべきか否かを考え、次のフェーズに向けた進化より、自分の信じるとおり組織やカルチャーをつくる挑戦からまた始めようと決めました。そして、沖田さんからは、ナッジ創業時からずっと「ナッジに来ないか?」と声をかけてもらって断り続けていたのですが、こうした心境の変化を受けて、この挑戦をするのに一番いい場所かもしれないと考え始めました。シリーズ A のスタートアップを今のライフステージで選ぶことに少しだけ抵抗はありましたが、事業・人事の両方の経験がそれぞれ 10 年以上ある割と何でも屋気質な自分は、アーリーステージの小さなチームの方が活きそうでしたし、よく考えた結果、自分は「良い会社に入るよりも、良い会社をつくりたい」と解り、ナッジの挑戦に賭けてみようと決めました。


ナッジの魅力は?


幸せ領域で事業をしながら、社会をより良くする事業

どんな事業に携わるか?は、自分の人生を何のために使うかの選択とも言えます。自分の仕事にするなら、人のペインを取り除いてマイナスをゼロに近づけようとする事業より、人の幸せを増幅してプラスに進める事業がいい。更に、小さな幸せを広めるだけでなく、それそのものが社会をより良くする装置になっている事業だと尚良い。前職での経験を通じて、ぼくはそんな風に考えていました。ただ、実際問題、そんな事業に出会うことは滅多にありません。

ナッジは、アーティストやスポーツ、サービス、自治体等を応援できるクレジットカード事業をしている会社です。日々のカード決済で数百円のポイントを貯め込むのではなく、その数百円をかき集めて、好きなアーティストが活動を長く続けることや、スポーツ選手がいい道具を使えること、あるいは世界をよくする社会活動を支えられるようなお金の流れをつくっています。ぼくは、このナッジの世界観をとても気に入っていて、まさに “幸せ領域で事業をしながら社会をより良くする装置” をつくっている感覚があり、意義を感じながら働けるのはとても気持ちがいいです。

オフィスの屋上にて、ナッジメンバーみんなとの集合写真撮影時のオフショット


今だから実感できる、小さなチームの速い変化

現在、ナッジは「第二創業期」と位置づけて気持ちを新たに挑戦しています。組織に関して言えば、創業時からあるビジョンのひとつ “自律・分散・協調” に改めてスポットを当て、CEO の力量・意思だけに頼らず、組織力で事業を推進するチームづくりが進んでいます。例えばこの数ヶ月だけでも、プロダクトのやる/やらない、優先順位付けを判断できる『コンパス』という仕組みができたり、事業開発リーダー陣とデータ分析メンバーが集まる『やっていく会』で事業の戦略・戦術を考えたり、現場の自治力はどんどん強くなって動き出している。Slack もぼくが入社した当時と比べても明らかに賑やかになっています。そして、こんな小さなチームにおいては、ちょっとした仕組みや集まり、ひとりひとりの影響力が大きくなるのは必然で、例えばメンバーがひとり加わる度に起きる組織や事業の変化をものすごく具体的に実感できます。これもこのフェーズの事業会社にいる楽しさです。

ナッジは「働きやすい」「メンバーが良い」「事業に意義がある」と、メンバーからポジティブな声が届いているので、きっと良い会社なんだと思いますが、今後は「ここが強烈にいい!」というナッジらしさを見つけて育み、もっとおもしろくて強い事業会社になっていきたいです。


ナッジでの仕事・働き方


ナッジは小さなスタートアップなので、役割毎にたくさんメンバーを配置することができません。なので、何をするにつけてもみんなの知恵と得意を寄せ集める方が良い場合が多く、チーム間を縦横無尽に駆け回って活動したり、どの Slack チャンネルにも出没するメンバーが何人もいます。よく、採用面接でも ”裁量” を期待される応募者の方がいますが、ナッジは、その場その場で全力で価値を発揮をしようとする者に対して相応の裁量や役割が与えられる組織だと答えています。

All-hands(全社集会)に包丁・まな板を持参して、みんなにスイカを振る舞ったりもする寺島さん


ぼくも、変革期にあるナッジにおいて組織づくりが真の使命です。しかし、バックオフィスに陣取って人事役をただやるのではなく、プロダクト開発の議論に混ざったり、自分の伝に自ら営業活動をしたり、与信審査に関する新しい取り組みを考えたり、資金調達の広報に関わったりと、たくさんの領域に入り込んでいます。前述の通り、事業開発の経験を活かしたいのもありますが、何より現場で起こっていることを手を動かしたりよく観察をしながら、事業につながる組織づくりを楽しんでやりたいと思っています。


未来のナッジ社員へ


ナッジは、課題だらけで成果出し放題の小さなスタートアップです。心強い仲間も増えていて、みんなのやりたい・得意を集めて、チームで大きな事業を育てていこうと挑戦しています。もし、この記事を読んで少しでも共感した箇所があったり、おもしろそうかも?とナッジに興味をもった方がいたら、ぜひ X なりで気軽に声をかけてください。ナッジで一緒におもしろい事業・組織をつくっていきましょ!

ナッジのバックオフィスチーム (キリッ


寺島さんの X アカウントはこちらから!
https://twitter.com/miquito


編集後記

「幸せ領域で事業をしながら、社会をより良くする事業。」という、寺島さんが語ったナッジの魅力に共感する方も多いのではないでしょうか。社会にポジティブなインパクトを与える、そんな取り組みに心を動かされたことがある人は、少なくないはずです。

また、事業の創造から組織づくりまで、多くの経験を積んできた寺島さんが、いま、ナッジを選ぶ理由にはとても納得するものがありました。

現在は、ナッジの人事・カルチャー作りを担う寺島さん。その一言一言には、ただの「仕事」を超えた、人としての「想い」がたくさん込められていました。

この記事を読んで、ナッジに少しでも興味をお持ちいただけたら、ぜひ一度気軽にお話ししませんか?


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