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プッチンプリンの法則

突然ですが、あなたは9時から大事な打ち合わせがあるのに寝坊をしてしまったとします。

あなたの会社はオフィスの5階。

全力疾走のかいもあり、10分前になんとかオフィスに到着。

ただ運悪くエレベーターが目の前で閉まってしまいます。

エレベーターの前で先頭で待っていると、あなたと同じように出社時間ギリギリの人たちがあなたの後ろに続々と列を作っています。

時計を見ると5分前。
ようやくエレベーターが到着し、あなたは一番先に乗り込み、定員いっぱいの状態でエレベーターが動き始めました。

エレベーターが5階に到着。

あなたは1秒でも早くエレベーターを出ようとするも、一番最後に乗り込んだ人が最初に降りて、結局一番最初に乗ったはずのあなたは最後に出る羽目に。。

エレベーターでは、最後に乗った人は最初に降りることができるというのは、当然と言えば当然ですが、時と場合によって、なんともやるせない気持ちになりますよね。


プッチンプリンの法則


日本人ならきっと一度は食べたことがあるはずのプッチンプリン。

プッチンプリンのカラメルソースは、カップの一番底に入っていますね。

なぜなら、お皿にあけたときに、プリンの頭にちょうど良くのっかるからです。


つまり、自分はどうなりたいのか、最終的に求めているのはどんな結果なのかをはっきりイメージして、何をするかを決める。

冒頭のエレベーターも同様、エレベーターで一番先に降りたければ、最後に乗るとよいというもの。

これをプッチンプリンの法則と呼びますが、実はこの法則は佐藤雅彦さんという方が名付けたものなんです。

佐藤雅彦さんといえば、『ポリンキー』や『ドンタコス』、NECの『バザールでござーる』のCMや、NHKの『ピタゴラスイッチ』などの監修に携わっている方で、佐藤さんの名前は知らなくても佐藤さんの作品なら知っているという方は多いのではないでしょうか。

僕はこの佐藤雅彦さんが昔から好きなのですが、佐藤さんの番組や本を読むたび、難しいことを身近なものに置き換え、分かりやすく伝えるスキルの大切さを痛感します。

プチ哲学

かわいいイラストとシンプルで無駄のないテキストで構成されたこの本には、たくさんの気付きと学びがつまっています。

佐藤さんのように、難しいことを難しく伝えるのではなく、難しいことをわかりやすく伝えられるように日々精進。

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