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文学フリマ大阪に出展したよ!【嬉しさと楽しさと一抹の哀しさと】

8/9開催「文学フリマ大阪12」に出展してきました!やっぴー!

今年1月の文フリ京都8と同じく、大学の同級生・ヨコちゃん(横浜美由紀さん)とご一緒し、以下のエッセイ4冊を販売しました。

・あなたのキャリアはどこから?
 わたしはクビから
(真崎)
 
・人生こなれてきたけどままならぬ
(真崎&ヨコ)
 
・暦の思い出と暮らす日々
(横浜美由紀)
 
・こんにちは!となりの黒い芝です
(真崎)(新刊)

前回の反省を生かしてスッキリしたブースに
ヨコハマと真崎です

 
タイトルのとおり「嬉しさと楽しさと一抹の哀しさ」を感じた、文学フリマ大阪振り返り記事です。

「京都より大阪のほうがお客さんとの距離が近く絡みが多い」という事前評とはまったく逆の体感だったり「魔の15時以降」に心折れかけたりといろいろあったけど、いちばん哀しかったのは、シンプルに、これ!
  

新刊の販売数、伸び悩む
 

文フリでの販売数とイベント後の通販を見越し、100部印刷していた新刊・通称『くろしば』

「通販分も想定して刷った新刊100部、嬉しい予想外で完売しました〜〜〜☆☆☆☆」

と完売札の写真付ツイートするところまで事前に妄想していた皮算用検定1級ホルダーなのですが、現実ってば残酷。

一抹の哀しさ、というか想定外の在庫を抱えるハメになりました。100部は早まった。通販でのご購入めちゃめちゃお待ちしております🥺🥺🥺
 

通販ページ
試し読みもできます


嬉しい感想いただいてます🥺

乾ききった自尊心が潤った

  

今回もいちばん売れたのは、クビから始まる波乱万丈お仕事エッセイ・通称『あなクビ』でした。よくよく売れた。報われた。

前回イベント終了後に思いきって追加で100部印刷したのですが、それも残り5部となりました。気になる方はぜひ通販でお早めにお買い求めください🥺🥺🥺


『あなクビ』販売が好調だったので『くろしば』も……!

とのゲロ甘な期待が木っ端微塵に砕け散ったわけですが、この2作の差が広がった要因は以下3つかなと考えています。
 

①テーマの引き

これは前回の文フリ感想にも書いたのですが、「キャリア」「転職」「無職」は分かりやすく引きの強いテーマなんだと改めて痛感しました。

現在無職
あるいは頻繁に無職
メンタル不調による休職・退職
仕事が長続きせず転職しがち
フリーランスへの転向
シンプルにキャリア迷子

などなど、購入者ご自身の経験・現状・お悩みが、わたしの辿ってきたキャリアや黒歴史と何かしらリンクして共感からのお買い上げ!というパターンがとても多かったです。

今回は「自分もつい最近クビになったので気になって!!」と買ってくれた方がいました。お互い人生頑張りましょうねって強く誓い合った。
  

キャリアに関するもやもや交換日記
『人生こなれてきたけどままならぬ』
こちらも今回けっこう売れました
キャリアつよい
 

 
『くろしば』も比較的よくある「しくじり」がテーマのコンテンツですが、キャリアに比べるとフックの強度がちょっと弱い。弱いなら弱いなりに、もう少し強度を高めるための見せ方を考えたほうが良かったなと思います。

実際『くろしば』を買ってくれた人は、以前からの読者さんやフォロワーさん、直接つながってる友人知人がほとんど。本のテーマや収録作品がフックとなった購買は少なかったです(書いててめちゃめちゃ凹んでる)
  

※表紙イラストがかわいい!と興味を持ってくれた方は数名いました。『あなクビ』にはなかったジャケ買いの発生、ひとえにイラスト制作者の漫画家・脇田茜さんのおかげです……🙏✨
  

「黒柴の被りものをしたポップで元気で頭悪そうな私」という要望を
120%のクオリティで実現してくれました

  

実績もなければ知名度も低い、それでいて特筆して書きたいこと・伝えたいこともない、だけど自分の文章をできるだけたくさんの人に手に取って読んでもらいたい……

みたいな書き手(私)には、ことさら「企画の切り口」が重要になってくるのだと、めちゃめちゃ当たり前のことですが強く思いました。

  

②タイトルの引き

熟成手前味噌なのですが、前回も今回も「タイトルに惹かれた」系のお声がけをたびたびいただきました。表紙チラ見でクスッと笑って足を止めてくれた方々も。ベンザブロックに圧倒的感謝。
 

かつての雇用主より
ベンザ構文=「あなたの風邪はどこから?私はノドから」

 
『こんにちは!となりの黒い芝です』も個人的には超お気に入りなのですが、パッと見のインパクトと分かりやすさはたぶん『あなクビ』の圧勝です。

キャッチーかつ直感的に内容が伝わるタイトルづけ、がんばる所存です🥺
 
 

③明暗が分かれた宣伝

2作どちらもnoteで宣伝記事を書いたのですが、いいね数&PV数の差が歴然でした。

〈あなクビ宣伝記事〉


〈くろしば宣伝記事〉

  

見てのとおり『くろしば』の方はタイトルもひねりゼロ、どストレートな新刊PR。

対する『あなクビ』は、自身の近況報告もふまえつつ「無職」「転職」をフックに記事へ誘導。

このテーマに反応して記事クリックする人は『あなクビ』にも興味を持ってくれるはず……という想定がちゃんとハマり、note経由での来店&ご購入がけっこう発生しました。
 
 
一方、『くろしば』の宣伝

明らかに弱いよな……

これじゃせいぜい文フリ参加者&文フリ熱高めな一部の人しかクリックせえへんよな……
読んだところであんま興味引かんよな………
なんか関連テーマをフックにしたええ感じの記事書けへんかな……

と、モジモジダラダラしてる間にイベント当日になりました。ホンマそういうとこやぞ。
  

私のことや冊子&ブース情報を知らない方にイベント当日足を止めてもらうのは(ブース作りや配布物など工夫の余地はあれど)想像以上にハードルが高く、ことイベントの規模が大きくなるほどに難易度アップ。

だからこそ事前の宣伝が大事ってのはよくよくよくよくよくよく存じている、けど「存じてるだけ」で行動と成果の伴わない今回でした。もうせい〜〜〜!(猛省)
 

とはいえ今回も嬉しい楽しい文学フリマでした

爽健美茶のCMに出てきそうなお姉さんがブースで足を止めてくれ、それだけでもドギマギしちゃったのに、エッセイご購入に加えて「はてなブログの時から読ませてもらっています」とのお言葉でもう心の鼻血大噴射。

立ちっぱなし声出しっぱなしでクラクラ状態な我々の身体が一番欲しているであろうピュアなブドウ糖(ラムネ)まで差し入れてくださり、天使ってこういう造形なんだな………と手を合わせました。

他にも、洋菓子店のクッキーやカヌレ、ファミマのスムージーなどをくれた方々もいて、イベント中の疲れた心と胃と口が満たされました🙏✨
 
 

今の仕事や会社がイヤなわけじゃない、大きな不満もない、無難で安定的な日々にもそこそこ満足できている……けども。

「「  けども!!!!!!!! 」」

バルス!!!くらいの勢いで声を上げる若い女性ふたり。『こなまま』を立ち読みしながら事細かに共感のリアクションを示してくれ、一度ブースを離れるも再訪のち「やっぱりこれが分かりすぎて……!」と高めの熱で買っていってくれて嬉しかったです。あの2人と牛角行きたい。


 
「真崎さん、私たちの大学の先輩かもしれません……」

「もしかして、楽天マーク……」
「です……!!!」

note読者さんであり大学の後輩らしい女子おふたりと、清心館やら恒心館やらのニッチなキャンパストークできゃいきゃい盛り上がりました。エッセイお買い上げもありがとうございました。あの2人と京阪三条の牛角行きたい。
  
 

 
ビックリ歓喜のドキドキハラハラな再会があったりもしました。

顔、合わせられてよかった……🥺



前から欲しかった本、今回知って欲しくなった本などモリモリ買えてほくほくです。上記ツイートの作品は買うと決めていたもの。

#文学フリマで買った本 のハッシュタグつけて1冊ずつツイートしてるので、ご興味ある方は真崎ツイッター覗きに来てください◎

画像クリックでプロフィールにとびます 

 
余談:
文フリ界隈って「X」じゃなく今でも「ツイッター」って呼ぶ人多い気がして、揃いもそろってインタネッツの民って感じで好きです。

 

今回も打ち上げは牛角
ご一緒してくれたヨコちゃんに感謝
上ホルモンの暴力的なシズル感
 

 
新刊の部数が伸び悩んだのはショックだったけど、全体的な売上は思いのほか伸びました。

エッセイの制作費・沖縄からの往復交通費・文フリ打ち上げ費・今回の帰省にかかった諸々費を差し引いてもお釣りが出たのは不幸中のバンザイです。2024年の前半は収入なしの無職だったからネ!

 
ということで、文フリ大阪振り返りでした!やっぴー!
 

そして、よかったら『くろしば』通販よろしくお願いいたします🥺🥺🥺(再放送)

  

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真崎🌴沖縄
読んでくださってありがとうございます◎

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