飲み込んだ言葉はどこへ行くの?
本当はこう言いたかったのに
飲み込んでしまった言葉は
一体どこへ行くんだろう
胸の中には確かにあるのに
ひとかたまりにならなくて
バラバラ、モヤモヤしたままのアレは
一体どうなっているんだろう
周りに合わせただけ
常識に倣っただけ
波風立たないようにしただけ
いい子、いい親の仮面を付けた
当たり障りのない言葉たちは
果たして誰に届いたのだろう
飲み込んでしまった言葉の方が
きっと多い
言葉にならなかったものの方が
きっと多い
言葉にするのは
どうしてこんなに難しい
かと思えば
うかつで雑で取り消したい言葉は
いとも簡単に出てしまったりする
なんて扱いづらいんだ
言葉ってやつは
本当に分かって欲しいことは
なかなか言葉にならず
飲み込むことが多い
本当に分かって欲しい人にこそ
奥の方にあるものじゃなくて
表面の上っ面の雑な言葉を使ってしまう
本当に分かって欲しいことを
分かってもらえない悲しみを
味わいたくないがために
傷つきを避けるがために
「正しさ」とか「常識」で
武装する
されてみると分かるのだけど
誰かの「正しさ」や「常識」で
武装された言葉は
トゲトゲカクカクしていて
飲み込みにくいんだ
伝えたい
伝えられない
分かって欲しい
分かってもらえない
恥ずかしい
恥をかきたくない
傷つきたくない
私の苦しみは
ずっとここにあったような気がする
それでも
自分の言葉を持ちたい
これも私の中にずっとある
根源的な欲求なのだと思う
言葉にするのは時間がかかる
言葉になるには時差がある
何度も何度も咀嚼して
何度も何度も取り出して
なんとかなんとか言葉にする
30年前のあの体験のあの感情が
今、やっと言葉になる、なんてこともある
ザラにある
私がセッションで提供していることも
同じなんじゃないかと思う
食べ物とおんなじで
丸飲みは消化が難しい
飲み込むことが多かった人こそ
何度も何度も取り出して
何度も何度も咀嚼することが
必要なのだと思う
頬袋(ほおぶくろ)に貯めてるくらいならいいよ
すぐに取り出せるから
奥の奥の奥の方にあるものは
取り出すまでにも時間が必要
当たり前だよね
私はこれを諦めない
あなたのそれも諦めない
言葉にする、とは
自分の背景を理解する、と同義だから
自分の背景を理解する、とは
自分を受け入れる、と同義だから
自分を受け入れる、とは
自分の一番の味方でいる、と同義だから
誰かに「分かってほしい」と思うとき
それは自分に「分かってほしい」と
思っているのかもしれない
あなたがこれまで飲み込んできたもの
飲み込むしかなかったものを
一緒に取り出して、咀嚼して、消化しませんか
こころみセッションでお待ちしております
まずは事前オリエンテーション(無料)へどうぞ
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それでは本日も
”自分が一番の味方”な一日を♪
『 言葉にできると
宝物になる 』