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妻の秘密 特別編その2 カラオケボックス14
太田はすぐにでも佳代子というオナホを使いたい衝動に駆られていた。
だか、こういうときこそ、流れを壊さないように慎重に動かないといけないことも過去の経験から理解している。
満足した田中がそそくさとパンツとズボンを上げながら、話を振ってきた。
「かよちゃん、珍しいって言ってたよね、太田がいるの。実はこいつがさぁ、かよちゃんに会いたいって言うから、岡本に頼んで今日の飲み会にこいつを連れてきたんだ」
田中は会話の端々に岡本の名前を出すのを忘れない。
「そーなんだ!?私に会いたいってー?」
上機嫌の佳代子が聞く。
「わかってるくせに、太田はかよちゃんと付き合いたいってさ、どうする?」
「としさんがいるから、こまるー」
困ったと言いながら、佳代子の表情はさほど困ってはいなさそうだった。
それを見た田中は太田に目配せをしてからこう言った。
「そっかー、太田残念だな。あれ?飲み物なくなったね。トイレのついでに注文してくるよ。同じのでいいかな?」
「おう、頼むわ」
太田がニヤッと笑いながら答える。
「はーい!おねがいー!」
これから何が起こるか想像もしていない佳代子の能天気な返事の声が、雄と雌の臭いが充満した部屋に響いた。