菅総理にみるスピーチ力の重要性
スピーチのスキルが低いことにより、水面下で考え行動に移してきたこと全てが評価されない。
多様化するメディアとそれに引っ張られてしまう国民。
テレビ・新聞だけを向いていればコントロール出来た昭和や平成の政治の進め方ではもう正当に評価されない。
官房長官として抜群の働きを見せていた菅さんだが、総理大臣になるとカメラを通して国民に強いメッセージを届ける力が求められ、激務の中、新たなスキルを身につけることは叶わなかった。
私も日々の菅総理の発言や判断に不満があった国民の一人だが、客観的に振り返ると菅総理はたった1年で、すごいスピード感で取り組んだことがたくさんある。
携帯電話料金の大幅な引き下げ、デジタル庁の創設、公務員のデジタル職採用、不妊治療の保険適用、2050年の脱炭素社会に向けた環境投資、
私が知ってるだけでもこれだけのことをやり遂げている。
そして、ワクチン接種の今のスピード感。
毎日、マスコミに国民にボロクソ言われてもこれだけのことを72歳の身体に鞭を打って、たった年収4000万円でやってる。
コロナ前と何も変わることなく、いつも通り国会に高齢者が集まり居眠りしたり、代案なく相手を批判するだけで年収2000万円以上もらっている人たちは一体何を成し遂げたというのか。
まず国会議員にデジタルリテラシーを必要要件としリモートで国会を推進、定数を半分にして頂きたい。
水面下のリーダーシップだけでは評価されない。
他の誰かが総理大臣でもこの国難に完璧な対応が出来たとは思えない。
おそらく、10年後、20年後にこの1年間で取り組んだことが評価される時が来ると思う。
スピーチのスキルが必要だ。
これは政治だけでなくこれから人口減少に輪をかけて国力が弱体化するこの国の若者はビジネスで海外と向き合わなければならなくなる。
コロナと向き合った菅総理のこの1年間から何を学ぶのか。