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イエティ

今日読んだ文庫本「冒険物語百年」(武田文男著)にイエティのことが書いてあった。
この本によると、イエティの名前の由来はヒマラヤあたりの人たちによれば「イエッ、イエッ」と鳴くからだと言う。
また、日本人登山家が見たイエティについても書かれており、「身長は約130センチ、長い乳房を持っておりメスのよう。こちらに気が付くと、その長い乳房を両手で抱えて甲高い声を上げながら、山をかけて行った」という。
これらの説明が面白すぎた。「イエッ、イエッ」と鳴くこともメスがいることを初めて知った。その様を想像してみると、シュールでおかしくてたまらない。と同時に、そこには可愛らしさと意外性もあって、「イエティなんてただの未確認生物の一種、実在しようが興味ない」と思っていた私にとっては柔らかな衝撃と感動だった。
実際にそのメスのイエティを見た日本人登山家も、「かわいらしかった」とニコニコしながら人に話したと言う。そのエピソードも微笑ましい。
この本は約30年ほど前に出版されたものだが、このイエティ情報が昨今の未確認生物に関するメディア等で紹介されたことは果たしてあったのだろうか?少なくとも私は聞いたことが無かったし、イエティの説明をするのにこれらが挙げられているのも見たことが無かったので、恐らく有名なイエティ知識ではないはずだ、多分。何だか不思議な優越感を抱いた。
ちなみにこの本の内容は、世界の探検家を紹介しているもので、イエティメインでは無い。「なぜ山」で有名なジョージ・マロリーなどについて面白く書かれている本である。サラッとしか読んでないので、しっかりした感想は出ない。絵を描いて満足した。おわり。

「頭頂部は尖り、けむくじゃら、身長は意外と小さい」

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