選手の声|大卒ルーキーが感じた軟式野球の難しさ
京葉銀行・片平浩嗣選手(桐蔭学園―東洋大)
9月9日に行われた、天皇賜杯千葉県大会2回戦。
京葉銀行のルーキー、片平浩嗣選手(桐蔭学園―東洋大)が代打で適時三塁打を放ち、鮮やかに公式戦デビューしました。
試合後、チーム最年長の高橋和広選手(向上―帝京大)と雑談しているところにいらした片平選手に「ナイスバッティングでした!軟式、どうですか?」と尋ねてみました。
「自分のスイングからイメージできる打球が、硬式の時とはまったく違う結果になるので、そこが難しいです」
長く硬式をやってきたら、かなり戸惑いますね。
そのギャップをどうしていくのか、という話に高橋選手は、
「すべて変えないといけない」
過去のイメージや良い時の自分という残像にとらわれている限り、前に進めないと知りました。
同じ野球なのに、まったく違う野球。
だけど、ここにワクワクを見いだせたら、どんどん伸びる気がしました。
どんなことでも環境の変化を楽しめるかどうか。
好奇心や探求心、向上心。
野球に限らずですね。
片平選手、自慢の足も披露しての三塁打でしたが、実はサインとは違う結果だったそう。確かにスイングを見ると、叩きにいっているように見えます。
三塁上で、ベースコーチに立つ中原監督を見る目もなんだか「やっちゃいました」感が少し。ほほえましいです。
まだ1年目。軟式野球は選手寿命が長いです。
間違いなく、千葉県を代表する選手になっていくはずです。
京葉銀行の選手たちは、社会人になってからの伸びしろがすごいので、注目して見ていきたいです。
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社会人軟式野球の楽しさをみなさんと共有したい。
これからも野球を続けたいと思っている高校生や大学生に進路の選択肢として、社会人軟式野球も考えてもらえたら。
そんな思いでこつこつと活動を続けています。
確信をついた話を聞き出すことが苦手な私ですが、おかげさまで多くのチームのみなさんとお話しする貴重な時間をいただいてます。
いつもありがとうございます。
私だから聞ける、選手のリアルな声を写真とともにお届けできたらと思っております。
選手の声シリーズ、これからもぼちぼち続けていきますのでお楽しみに~