コミュニティ「ノンプロ研」はどうやって心理的安全性を確保しているか

「タイミング悪い発言して空気読めないやつと思われたくない」

「簡単な質問してそんなのも知らないバカだと思われたらいやだ」

などといった思いから、僕たちはみんながいる場所で発言するのを控えてしまう傾向があります。

これはリアルの会議でもそうですし、オンラインのチャットでもそうです。

その結果、コミュニケーションがクローズド化していき、情報や知識の共有が最低限のレベルに引き寄せられてしまうのです。

ここで、ポイントとなるのは「心理的安全性」という概念です。心理的安全性とは、組織の中で自分の考えや気持ちを誰に対してでも安心して発言できるかどうかのこと。

Googleが生産性が高いチームの共通点を発見する「プロジェクトアリストテレス」で、その重要な要素として心理的安全性が挙げられ、一気に注目が集まりました。

学習コミュニティ「ノンプロ研」でも心理的安全性をとても重視しています。

発言を控えると交流が生まれません。交流が生まれないと、みんなの情報や知識がシェアされずに集合知が高まりませんし、コミュニティが活性化せず楽しくなくなってしまいます。

学習コミュニティの価値は心理的安全性にかかってます。

ノンプロ研が、どうやって心理的安全性を確保しているのか2つのポイントをお伝えします。

①オープンでの発言をうながす
たとえば、すべてのイベントのオープニングコーナーのスライドに「質問は正義」のスライドを入れるようにしています。

質問がコミュニティの活性につながり、みんなの財産になる、だからどんな質問でもOK、むしろ推奨していることを、毎回のイベントで伝えています。

DM・プライベートチャンネルは極力使わないようにします。個人情報を含むなど特別な理由がない限りクローズドの会話はしません。

もし、DMで連絡が来ても「みんなも知りたいと思っていると思うのでオープンチャンネルで投稿してみてください~」とうながすようにしています。

②運営をガラス張りにする
コミュニティを運営するためには、さまざまなお仕事が発生します。イベントの企画管理、講座の手配、動画の制作、ライティングなどです。

それら、仕事のやり取りに使っている運営用のチャンネルも特別な理由がない限りすべてオープンチャンネルで行っています。メンバーは誰がどのようにコミュニティの運営仕事をしているか、誰でもそのようすを覗くことができます。

運営チームのミーティングも誰でも見学可能です。発言や質問もできます。作成した議事録も閲覧できますし、ミーティングを録画したアーカイブ動画もすべて残しています。

ガラス張りでいうと「サンシャイニング(公表)」という方針で有名なのがNetflixです。

創業者のリード・ヘイスティングス氏はこのように述べています。

「リーダーができるだけ多くの情報を全社員と共有することで、透明性を率先垂範できるかが重要だ。重大なことも些細なことも、良いことも悪いことも、なんでも公開するのが当たり前だという姿勢を示せば、他の社員もそれに倣う」

さて、ノンプロ研で数少ない1on1ミーティングとして「ノンプロ研活用1on1」というものがあります。

主に入会したばかりのメンバー、しばらく活動に参加してなかったメンバーに向けて、「ノンプロ研をどう活用するか」を話する場です。

この1on1はクローズドですが、その方をオープンな場に案内することを強く意識しています。その方が、オープンな場に参加して発言することが、新たな交流になり、コミュニティの価値向上につながるからです。

耳から聴きたい方はこちら!

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