開業から半年の振り返り
2024/4/1に弁理士法人NTを開業して半年が経ちました。各月でできたことや考えたことを記録していたので、noteで半年分の振り返りをしてみようと思います。
開業1ヶ月
気が付けば開業1ヶ月。法人を立ち上げるためには沢山の手続きがあり、手戻りもありましたが、そろそろ弁理士ナビに登録される頃です。色々苦労しましたが、一番時間を費やしたのがシステム関係でした。
システムは設定して使い続ければ慣れていくものですが、Microsoftは頻繁に仕様を変更するので、次に設定するのは新しい従業員を雇用するとき。また一から調べ直しになりそうです。
ともあれ、とりあえず順調です。これからダッシュしていきたいと思います。
開業2ヶ月
開業してから早くも2ヶ月。特許事務所として必要な有料のシステムは、Microsoft365、Adobe Acrobat Pro、図面描画ソフト、期限管理ソフト、特許調査ソフト、明細書作成支援ソフト(FUGO)、会計労務管理ソフト(私はマネーフォワード)と多岐に亘ります。
これに加え、日本弁理士会への会費(法人+個人)と事務所賃料が必要となりますので、毎月一定の出費があります。
弁理士法人を立ち上げるとき、1人でどこまでできるのか若干心配でしたが、全てのことを自分でやることによって、広く浅くではありますが経営スキルも身につき、経営安定化の道筋が少しずつ見えてきました。
今後、クライアントから安定的な特許出願案件等を確保できれば、弁理士資格を3年以内に取得する意気込みのある若手技術者を雇用できるでしょう。そうして若手弁理士の人材育成を図ると共に、弁理士という職業の周知活動を通じて弁理士業界の底上げを図り、日本企業の国際競争力強化に繋げていければと考えています。
開業3ヶ月
開業してはや3ヶ月。第一四半期に相当します。老舗だと第一四半期の売り上げを詳細に分析するのでしょうが、何となく順調な気がしています。。
今は弁理士業務、事務業務、総務業務、システムと全て1人で担っているので、それぞれの大変さが分かります。これから事務所を大きくする上で、必ず役に立つ経験だと確信しています!
開業6ヶ月
開業3カ月の振り返りから更に3カ月が経過し、あっという間に開業半年を迎えました。1か月目は開業手続きに追われ、2~3か月目は本業を軌道に乗せるために頑張り、4か月目以降は会務活動、東京でのお仕事、大阪での本業と丁度良い感じで忙しく、沢山の方に支えられて順調に進んでいます。
ちょうど半年を過ぎようとしているので売上を覗いてみたところ、上半期(4月~9月)の目標をほぼ達成できる見込みです。これから更に発展するためには、事務所知名度を向上させると共に、既存クライアントから安定した信頼を得て、新規クライアントから依頼が来るよう頑張りたいと思います。
開業半年、ここまでのまとめ
独立開業して良かった点は、会社の煩雑な手続きがないこと、毎日完全に自分のペースで仕事ができることです。しかも、弁理士という仕事はパソコンとITツールさえあれば、場所を問わず効率的に仕事ができます。
福利厚生や安定性の観点から企業内弁理士の人気が高まる傾向にありますが、福利厚生抜群の巨大組織を経て中小企業並みの特許事務所から、吹けば飛ぶような1人弁理士事務所を経験中の立場からすると、弁理士としての資質を高める上では特許事務所がベストな環境だと考えます。
福利厚生も自分で作り上げれば大企業に負けないものを作れますし、時代に即した機動力を持って採用または他法人と提携することもできます。本当に「ニュータイプな弁理士法人を作ったね」と客観的な評価が得られるように、これからもフルパワーで前進していきます。