【ファシリテーション力】#34
今回のテーマは「ファシリテーション」についてです。
ひろゆき氏やEXITなど個性豊かな出演者たちをまとめている「アベプラの猛獣使い」こと、平石直之アナウンサーを例に投稿します。
会議のみならず、商談やマネジメント、人との付き合い方(社内・社外問わず)にも応用できるスキルです。
①平石直之アナの経歴
<プロフィール>
平石直之。1974年生まれ。大阪府出身。テレビ朝日アナウンサー。早稲田大学政治経済学部を卒業後、テレビ朝日に入社。『地球まるごとTV』『報道ステーション』などでMCやリポーターを担当。2019年より『ABEMA Prime』のファシリテーターを務め、“アベプラの猛獣使い"として番組を大いに盛り上げている。近著に『超ファシリテーション力』(アスコム)。
②ファシリテーション3つの要素
①場を作る力
・話しやすい雰囲気
・緊張を和らげる
・「声のトーン」と「相槌」で場を制する
・本音で話してもらえるように意識
・参加者に寄り添う、恥をかかせない
・上手くいかないことを避けるようにコントロール
・場を作る力を発揮するには準備が9割
②聞く力
・その場の目的を理解
・人の話を一生懸命聞く
┗その流れから他の人に話をふる、もう少し深堀する、要約をいれるのか判断が変わる
┗人の話を要約できるようしっかりと聞く(要するにどういうことなのか)
・意見の優劣があってもその場限り。次のテーマには持ち越さない。人間性を否定したりしない。そこのケアをしっかりする。
③準備する力
・参加者を事前に把握し根回しやすり合わせをしておく(会議の前に目的の共有)
・テーマについての準備
┗ファシリテーターがテーマを理解していないと詳しい人は物足りなくなる
┗話がそれる
・人についての準備
┗どんな意見があるか、どんなバックグラウンドか
・どこまで準備や理解が必要かはターゲットや目的による
③ファシリテーターの役割
・誰も傷つけない、メンツを潰さない
┗会議の利点は相乗効果によって今までにない意見がでてくること
・チューニングするのがファシリテーション
・ファシリテーションはコントロールと引き出しが大事
┗参加者のバランスを考えながら導く
心理的安全性の確保
・自分の出番があると思わせることが大事
・事前に「一言話してもらいます」「質問を1個してください」など伝えておくことによって集中力が高まる
・意見をポジティブに受け取る
┗また参加したいと思わせるような会議にする
中立性を保つために
・意見に対しては賛成も否定もしない。意見は受け止める
有意義に議論を進めるには
・話がずれたり、場の雰囲気をみて話を切る
┗参加者が聞き入っていれば、あえて話させる
・今この瞬間何が大事なのかを常に考える
┗同じ討論はない、同じテーマ・メンバーで行っても全く異なったりする
アナウンサーは話す力に注目されがちだが、聞く力が最も重要という話もありました。
準備度合いや打ち合わせの雰囲気によって、引き出せる情報や量、出てくる意見や発言など全くことなる為、ファシリテーション3つの要素をしっかり意識し有意義なものにしていきたいと思います。