【人を魅了するキャッチコピー・伝え方】#32

今回は、キャッチコピーについて投稿します。
こういったキャッチコピーを考えるのは、コピーライターと言われる職種で、テレビ、雑誌、インターネット、ポスター、商品パッケージといった広告の文言、つまり「コピー」を考える仕事です。
コピーは企業や商品のブランドイメージを決めたり、売上に影響を及ぼすことも多いため、コピーライターは広告戦略で重要な位置を占めます。


大ヒット作「伝え方が9割」の著者であり、元博報堂のコピーライター(現ウゴカスの代表取締役)の佐々木圭一さんのコトバの法則が参考になりました。

”いいコトバ”には法則がある

■キャッチコピーは”センス”ではなく、”技術”
・いいコトバには法則がある
→反対語(対義語)を組み合わせる
例:
・一瞬も 一生も 美しく(資生堂)
・小さなクルマ、大きな未来。(スズキ)
・考えるな、感じろ(燃えよドラゴン)
・言えないから、うたが生まれた。(Mr.Children)

日本人の71.4%は伝え方が下手
→教育が原因の一つ、伝え方の授業がほとんどない
→欧米では、小学3年からコミュニケーションの授業がある
↳中学生に上がると週3授業がある。幼少期から考え方の違う人にどう話すか、伝えるかを学ぶ。
→日本人は、意見が違うと否定された気持ちになる。意見を言わなくなる

■日本と海外のコピーの違い
・アメリカは短くストレートに
・日本はフレーズの中に物語を入れる

日常の会話の中でも、相手をより際立たせるときや褒めるときなどにも活用できると思います。

上記の法則以外にも、名作と言われるキャッチコピーが多数あるので
個人的に気になったものをピックアップします。

名作キャッチコピー①

やめられない、とまらない|かっぱえびせん カルビー
伝えたいイメージ:「商品の中毒性」
キャッチコピーのとおり、「かっぱえびせん」の袋を開けたら、もう食べるのを途中でやめられない、とまらない。1964年に発売されたかっぱえびせんは、その食感、形状、口どけ、味において後を引いて食べ続けたくなるように工夫されているそうです。

がんばるひとの、がんばらない時間。|ドトールコーヒー
伝えたいイメージ:「安心できる場所・時間」
『日ごろ忙しくがんばっている人たちが、ほんの少しだけほっとできる。そんな”at ease”な場所と時間を提供したい。』そんな企業側の真摯な想いが込められた優しいコピー。

日本を、1枚で。|Suica
伝えたいイメージ:「手軽さ、利便性の高さ」
JR東日本が発行するICカード「Suica」のキャッチコピーです。日本全国あらゆる鉄道で使えることに加え、バス利用や買い物にまで使えるSuicaの利便性を一言でわかりやすく伝えているコピーになっています。

お、ねだん以上。|ニトリ
伝えたいイメージ:「品質の高さ」
会話調のため、思わず口ずさんでしまいそうなコピー。CMでお馴染みの人も多いと思います。「お、値段以上」の言葉通り、価格以上の価値を提供している、というニトリの特徴を端的に表したコピーになっていますね。

どうする?GOする!|GO株式会社
伝えたいイメージ:「困ったらGOを使おう」
業界No.1配車アプリとなった「GO」。移動時間がない、終電を逃してしまった、そんな「どうしよう」といったシチュエーションにGOを思い出してもらう。シンプルでありながら、ターゲットとなる人々のニーズをうまく掴んだキャッチコピーです。

インテル入ってる|Intel
伝えたいイメージ:「インテル製品の存在」
Intelが作っているCPUは、パソコンからサーバー、医療機器まで様々なものに組み込まれています。この事実をキャッチコピーにすることで、自社の製品の重要性をアピールできます。「てる」で韻を踏むことで、覚えてもらいやすく記憶にも残りやすいですね。

名作キャッチコピー②

あげだすときりがないですが、以下も有名なキャッチコピーです。
皆さん一度は耳にしたことがあると思います。

「地図に残る仕事。」|大成建設
「カラダにピース。」|カルピス
「NO MUSIC NO LIFE」|タワーレコード
「i’m lovin’ it」|マクドナルド
「あしたのもと AJINOMOTO」|味の素
「ココロも満タンに、コスモ石油」|コスモ石油
「水と生きる」|サントリー
「あなたと、コンビに、ファミリーマート」|ファミリーマート
「まだ、ここにない、出会い。」|リクルート
「JUST DO IT.」|NIKE
「やっちゃえ日産」|日産自動車

様々な企業のキャッチコピーを見て、
”わかりやすく”魅力を伝え、人々の記憶に残ることが重要だと感じました。

日常会話や、業務上でのプレゼンなどでも同じことが言えます。

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