2022 個人的ベストアルバム
年末恒例、マイベストアルバムの季節がやってきました。
今年は、秋頃からようやく来日ライブが再開。少しづつライブに足を運ぶ機会も増やすことができました。ということで、今年も勝手にマイベストです。
今年もひたすらにエモ、インディーロックを中心に聴いてました。その中から特に良かった新作のご紹介です!
(順不同・フィジカル音源を購入した作品のみ)
掲載アルバムから一部の曲を抜粋したプレイリストを作りましたので、ぜひ聴きながらお楽しみください。
2022 個人的ベストアルバム
84 Tigers - Time In The Lighthouse
Small Brown BikeとThe Swellersのメンバーによる新バンド。Small Brown Bike直径の渋メロディックサウンド!好きに決まってる。
The 1975 - Being Funny In A Foreign Language
サマソニでのライブが良すぎてすっかりやられてしまったThe 1975。サマソニで披露してた「I'm In Love With You」名曲すぎる。
Alex G - God Save The Animals
フィラデルフィアのSSW、アレックス・Gの9枚目のアルバム。永遠に聴いていられるー。
Alvvays - Blue Rev
カナダのインディーロックバンドの3rdアルバム、Polyvinylより。嫌いな人いるわけないよね?って勝手に思ってるシューゲイズ&グッドメロディ&ナイスなギターで最高。
Angel Olsen - Big Time
シカゴ拠点のシンガーソングライターによる6作目。自身のカミングアウトや両親の死を乗り越えての制作とのことで、美しいアメリカーナなサウンドの中に静かなるエネルギーを感じる作品。
https://turntokyo.com/features/angel-olsen-big-time-interview/
American Football - Rare Symmetry / Fade Into You
American Footballによる久々のリリース、10インチEP。カップリングはMazzy Starの「Fade Into You」のカバーで最高。
beabadoobee - Beatopia
Beabadoobeaのセカンドフル。前作に通じるオルタナティブロックな曲もありつつ、フォーキーだったりサイケデリックだったりと、音楽性も広がって、深みの増した作品。「Talk」最高。サマソニでの初来日ライブもめちゃくちゃに良かった。
Big Thief - Dragon New Warm Mountain I Believe in You
Big Thiefの5作目。間違いなく今年一番聴いた作品。初来日公演もとんでもなく最高なライブでした!!
Black Midi - Hellfire
なんじゃこりゃあ!
Broken Hearts Are Blue - Dark Whimsy & Soft Surrealism
あの、Broken Hearts Are Blueが再結成!しかも大人っぽく深み・渋みを増したエモサウンドを奏でている!
Calm Collapse - Mirrored Nature
ex Roadside MonumentのDoug Lorigの新バンド。強烈なリフを軸にしたヘビーなオルタナ!
Camp Cope - Running With The Hurricane
メルボルンのトリオによる3rd。Run For Coverより。最近のRun For Coverはエモーショナルなメロディックハードコアだけでなく本当にすべてのリリースが良いー。
Cat Power - Covers
Cat Powerのカバーアルバム3作目。フランク・オーシャンからポーグスまで、Cat Power流にカバー。良く聴きました。
Charlie Hickey - Nervous At Night
LA出身のシンガーソングライターによる1st。Phoebe BridgersのレーベルSaddest Landscapeより。切なくて、繊細で、ひたむき。中学生の時にPhoebe Bridgersのカバーを公開して知り合ってデビューにつながったというストーリーも現代的かつ素敵。
Christian Lee Hutson - Quitters
LAのシンガーソングライターの2nd。Antiより。Phoebe BridgersとConor Oberstによるプロデュース。短編小説みたいな不思議かつしっとりした世界観は継続しながら、よりオーガニックになったサウンドは一生聴き続けられる。Phoebe Bridgersも歌う「Rubberneckers」が名曲過ぎる。
Cleo Sol - Mother
UKのソウルシンガーの2nd。母になった喜びを歌うオーガニックなソウルミュージック。幸せ。
Congratulations - Congratulations
Fixedの魚頭さん、Fluidの貝本さん、Powerの根元さんによる新バンド。魚頭さんギターに女性ボーカルといえばMy Winter Jane以来でしょうか。Congratulationsは、よりヘビーなリフを活かしたサウンドにクールな女性ボーカルが乗るスタイルで、かっこいい。ライブの音圧すごそうで早く、全身で浴びたい。
Death Cab For Cutie - Asphalt Meadows
Death Cab For Cutieの10作目。最高。2023年にはPostal Serviceとのカップリングツアーが発表されていて、見たすぎる。
Downt - Anthology
東京のエモトリオの編集版LPがUKのDog Knightsからリリース。めちゃくちゃエモなサウンドに、J-POP的なボーカル、メロディが意外と心地よくて癖になるー。
Faye Webster - Car Therapy Sessions
Faye Websterの新作は、オーケストラとのレコーディングとなるミニアルバム。
Fime - Sweeter Memory
Jay Somのバックバンドだったメンバーによるバンド、Fimeのデビュー作。グッドメロディーで時折バーストするギターも、メロディも最高。
Florist - Florist
ニューヨークのインディーフォーク、Floristの3rd。
Gregory & The Hawk - Moenie And Kitchi
Gregory And The Hawkの2008年作『Moenie And Kitchi』が初アナログ再発。うれしい!
Homecomings - Moving Days
どんどん進化を続けるHomecomingsのメジャーデビュー作となる4枚目。
Horsegirl - Versions Of Modern Performance
シカゴのオルタナトリオの1st、Matadorより。90年代インディーが現代に蘇った、といった趣のギターロックで最高。
Hot Water Music - Feel The Void
フロリダのエモ・パンクロックのベテランバンドの9作目。いつだってHot Water Musicを聴けば熱くなれる。
Into It. Over It. - Live At The Red Room
シカゴのEvan WeissによるInto It. Over It. 自身で運営するStorm Chasersから、積極的なリリースを続けていて、今作はスタジオでのライブ盤。演奏も声も最高。Storm Chasersリリースはハズレがないので、サブスクサービスに加入していて毎月レコードが届くのもうれしい。
Jawbox - Live At Metro Chicago 2019
Jawboxの2019年のライブ盤。ああ、ライブが見たい…。
Julia Jacklin - Pre Pleasure
オーストラリアのシンガーソングライターの3rd。Polyvinylリリース。Polyvinylってほんとに最高のレーベルですね。
Kevin Morby - This Is A Photograph
テキサス出身のシンガーソングライター7作目、Dead Oceansより。
The Linda Lindas - Growing Up
ガールズパンクロックバンドの待望の1stがEpitaphよりリリース。サマソニでの初来日ライブも最高でした。
Mary Lou Lord - She'd Be A Diamond
メアリー・ルー・ロードの編集盤がレコードストアデイ限定でリリース。シングルやコンピ提供曲、カバー曲がまとめて聴けます。新作も聴きたい…。
Maya Hawke - Moss
Stranger Thingsのアイス屋さんとしてもなじみ深いMaya Hawkの2nd。曲が良過ぎるー。
Mitski - Laurel Hell
Mitskiの6th。
Momma - Household Name
PolyvinyulからニューカマーMommaの1st。Wet Leg、Horsegirl、Snail Mailなどと共鳴する90年代オルタナティブギターロックの再興。
Mountain Time - Saint Francis, Zookeeper
Mineral, The Gloria RecordのChris SimpsonによるZookeeper名義の2007年作を改めて未発表音源を追加してリリース。エモ + フォーキーな質感でいつまでも聴いていられるー。
Muna - MUNA
LAのインディーポップトリオの3rd。Phoebe BridgersのSaddest Landscapeより。
Pedro The Lion - Havasu
David Bazan率いるPedro The Lionの6th。前作「Phoenix」の続編。
Pilot To Gunner - Hail Hallucinator
NYのエモ/ポストハードコアバンドによる4th。
Pinegrove - 11:11
NJのインディーロックバンドによる5th。
Plains - I Walked With You A Ways
Waxahatcheeのケイティ・クラッチフィールドとジェス・ウィリアムソン による新プロジェクト『Plains』。最高のシンガーソングライターが二人揃ったらやっぱり最高ですよね、そりゃ!
Pohgoh - Du Und Ich
フロリダのインディーロック / エモバンド、Pohgohの3rd。再結成して2枚もアルバム作ってくれるなんて!そして、こちらが曲も歌声もサウンドも最高!!
Pool Kids - Pool Kids
フロリダのエモ / マスロックトリオ、Poolkidsの2nd。
Rocky Votolato - Wild Roots
シアトルのエモバンド、WaxwingのフロントマンRocky Votlatoによるソロ作。Owenに通じる、インディーエモ・フォークSSWで秋から冬によく聴きました。
Sadurn - Radiator
フィラデルフィアのシンガーソングライターGenevieve Degrootのソロから発展したバンド、Sadurnの1st。エモーショナルでフォーキーで、声が良い〜。
S. Carey - Break Me Open
Bon Iverのドラマーも務めるS.Caryの4th。Yo La TengoのAnd Then Nothing Turned Itself Inside-out、American Footballなど、夜の家ジャケにはいい作品しかない説をアップデート。
Skullcrusher - Quiet the Room
LAのシンガーソングライターによるデビュー作、Secretly Canadianより。Phoebe Bridgers、Julien Baker、Soccer Mommy, Faye Webster, Lucy Dacusなどと共鳴する現代女性シンガーの活躍は本当に嬉しい。
Soccer Mommy - Sometimes, Forever
Soccer Mommyの3rd。
Stella Donnelly - Flood
オーストラリアのシンガーソングライターの2nd。来日公演、めっちゃ良かった
!
Superchunk - Wild Loneliness
Superchunkの4年ぶり12枚目のアルバム。Superchunkはいつだって最高なんですが、多様なゲストを迎えて制作された今作、幅広い音楽性とかわらずキャッチーなメロディに癒される。継続して活動してくれてることに感謝しかない。
S.T. Manville - Somebody Else's Songs
Their / They're / There - Their / They're / Three
Into It. Over It.のEvan, Loose Lips SinkのMatthewにMike Kinselaに代わってJared Karnsを迎えたシカゴのエモ / マスロックトリオの待望の1stアルバムがPolyvinylとStorm Chasersのコラボリリース。相変わらず最高なEvanの歌と、テクニカルなギター、タイトなバックと相まって最高の一枚。
Tomberlin - I Don't Know Who Needs To Hear This...
ブルックリンのシンガーソングライターSarah Bethのソロプロジェクト。2nd。ジャケ最高。余白のあるオルタナティブなフォークは、繊細で神聖で心洗われる。
Waveform - Last Room
コネチカットのインディーポップデュオの3rd。Run For Coverよりアナログで再リリース。
Wet Leg - Wet Leg
イギリスのワイト島出身、リアン・ティーズデイルとへスター・チャンバースからなる二人組インディーロックユニットのデビュー作。初期衝動が詰まった、ファンで元気になっちゃうインディーロック!2023年2月に来日予定!燃える!
Wednesday - Twin Plagues
ノースカロライナで活動するニューウェーブシューゲイザーバンド。
Whitney - Spark
Whitneyの3rd。これ、本当に良く聴きました!!!最高のコーラス、演奏、メロディ。
Yawners - Duplo
スペインのインディーロックバンドによる2nd。パワーポップ感のあるエモって感じで、なんだか懐かしくも新しい。
Yeah Yeah Yeahs - Cool It Down
NYのトリオによる9年ぶりの5作目。Secretly Canadianより。
Yumi Zouma - Present Tense
オーストラリアのインディーポップバンドの4作目。Polyvinylリリース。バンド感が増して、とても好み。
優河 - 言葉のない夜に
シンガーソングライター優河による3rd。魔法バンド(岡田拓郎、千葉広樹、神谷洵平、谷口雄)との制作。岡田拓郎ミックスにより現代インディーフォーク感の強い、Big Thiefとも共鳴するような素晴らしい作品。
以上、今年のベストアルバムでしたー。
今年のベストライブ
少しずつライブも増えてきて、海外アーティストの来日公演も再開があって、感動的なライブもみることができました!いくつか印象に残っているライブの備忘録です。
・GEZAN @ 日比谷野外大音楽堂
・YOUR SONG IS GOOD, キセル, スカート, 思い出野郎Aチーム, 在日ファンク, mei ehara / カクバリズム20周年記念SPECIAL VOL.01 @ 日比谷野外大音楽堂
・The 1975, Maneskin, 羊文学, Rina Awayama, Beabadoobea, The Linda Lindas, Post malone / @ SUMMER SONIC 2022
・YONLAPA @ WWW
・トクマルシューゴ @ 京王閣
・Polaris @ 東京キネマ倶楽部
・Big Thief @ O-EAST
・cero, Homecomings, YOUR SONG IS GOOD, キセル, スカート, 思い出野郎Aチーム, 在日ファンク, mei ehara, 二階堂和美, 片想い / カクバリズム20周年 @ 立川ステージガーデン
・Pixies @ Zepp Haneda
・Stella Donelly @ 渋谷Club Quattro
・Bonobos @ 新宿文化センター
まいにちレコード
去年始めた『まいにちレコード』。毎日所持しているレコードの絵を描き続けて、現在500枚超。これからも、描くレコードがなくなるまで、淡々と続けてきます。まだ4,000枚くらい描いてないレコードを持っているようなので、ネタには困らなそう…。7インチも描きたい。
そして、そのうちの365枚を使って、2023年版の日めくりカレンダーを作ってみました。ちいさくてかわいい、ふせんサイズのカレンダーです。ちょっと多めに作ったので、数量限定で販売もしています。
ご購入はこちらから。
https://parkonline.store/products/everydayrecordscalendar2023
ということで、今年もたくさんの素晴らしい音楽に出会えた一年でした。
来年もどうぞよろしくお願いいたします!