見出し画像

一万時間の法則は嘘と言われる理由

一万時間の法則にとらわれると、ムダな努力をしてしまいます!

一万時間の法則はマルコム・グラッドウェル氏の著書「天才!成功する人々の法則」でとりあげられています。成功するには、その道で一万時間こなす必要があるという法則です。5年間で達成するには、毎日5時間以上の練習で成功できることになります。

では、ここで質問です。

本当に一万時間の努力で、ビートルズやモーツァルトのようになれるのでしょうか?面白い研究があります。

プリンストン大学は研究で、練習が技量に与える影響の大きさはスキルの分野によって異なり、スキル習得のために必要な時間は決まっていないと結論づけました。さらに、ゲームの練習量が技量の差の原因に占める割合は26%
楽器は21%
スポーツは18%
教育は4%
知的専門職は1%

というデータを発表しています。努力でカバーできる範囲がかなり限られていますね。

本来、一万時間の法則がすべての人に当てはまるのであれば、証拠を示してはっきりさせなければなりません。たとえば「ビートルズがたくさん努力していた」事実ではなく、「ビートルズと同じような努力をし、成功しなかった人は歴史上一人もいない」ということを証明する必要があります。この確かな証拠がなければ、みんなに当てはまるとは言えないでしょう。

いくら時間をかけても上達しなければ、別の道を探すべきです。ぼくも高校生のときボクシング、バンド活動、サイクリングと1年おきにやめています。石の上にも3年は幻想です。また、ジョシュ・カウフマン氏は20時間やれば、ある程度のレベルまで上達できるといっています。まずは20時間してみてはいかがでしょうか。


努力しても、成長が感じられなかったり、楽しくなければやめてもいいです。勇気がないから逃げるのではなく、勇気があるから逃げることができます。一万時間の法則にとらわれないようにしましょう!

ありがとうございます!あなたのサポートがぼくのガソリンです!