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顔がいい人は本当に得をするのか

美男美女はあらゆる場面で得をすると言われています。面接で評価がよかったり、ユーチューブで再生数が伸びやすいなどなど。

実際、この現象は心理学でも認められており、ハロー効果と呼ばれています。

社会心理学の用語で、ある対象を評価する時に、それが持つ顕著な特徴に引きずられて他の特徴についての評価が歪められる現象のこと。光背効果、ハローエラーともいう。例えば、ある分野の専門家が専門外のことについても権威があると感じてしまうことや、外見のいい人が信頼できると感じてしまうことが挙げられる。

”引用:Wikipedia”

顔がいいからきっと性格もいいんだろうなと思ってしまうのです。

これを実証する面白い実験があります。

フランスの実験で、多くの女性のプロフィール(顔写真を始め自己PR、経歴、趣味、家族のことなど)を男性面接官に提示。男性面接官はプロフィールだけで女性のパーソナリティを評価してもらいます。結果、ほとんどの面接官が顔写真を判断材料とし、美人には「いい人だろう」といった評価が美人とされなかった人より七倍多かったのです。これは男女を逆にしても同様の結果が出ています。

心は顔に現れるというものでしょうか。


ここだけ聞くと人生は不公平だと感じると思います。では、美男美女は良いことばかりなのでしょうか?

実は最初に紹介したハロー効果には期限があります。数週間ほどで内面の評価が均一になります。しかもそれだけではすみません。

ロス効果と呼ばれ、最初に高い評価を受けると少しの失敗で必要以上に悪く思われます。ハードルが上がりすぎて、失敗しづらくなるのです。たとえば「東大でてるのにこの漢字読めないの?」とちゃかされるときです。

美人もいいことばかりではないのですね。また、美人と思われなかった人は評価を上げやすくなります。ゲイン効果と呼ばれ、少しの成功や振る舞いで評価が一気に上がることがあります。あえて似合わない眼鏡をつけ、評価を下げておくのもいいかもしれません。


最後は内面で戦おう

ピカピカのメッキでも、きちんと手入れをしなければ剥がれてしまいます。剥がれていないきれいな面を見せる努力より、剥がれてもまた塗装できるように自分を磨いていくことが大事と言えますね。








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