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2024.06 見たもの読んだもの

【映画・ドラマ】
・THIS IS US
ストーリーの「仕掛け」にはあまり感動しなかった。仕掛けは仕掛けに過ぎないし。
話の本筋ではないけれど、成功とか自己実現ってなんだろう。最近、ただ好きなことをできていれば(それはなんでもよい。誰でもすぐできるようなことでもよい)十分な気がしている。アメリカの作品に当然のように描かれる、達成指向みたいなものに共感しないなぁ。

・ビートルジュース
ティム・バートン 監督 1988
20年来見たかった映画。とーってもおもしろかった。シリアスなところがまったくない。それがよい。
秋に続編?が公開されるらしい。

・アステロイド・シティ
ウェス・アンダーソン 監督 2023
個人的に、特別な映画。ロケ中の現地(スペインのチンチョンという町)を訪ねて、セットを遠くから見たので。
「芝居がわからない」という俳優にかけられる、「そのまま進め」という言葉。
そして、「眠らなければ目覚められない」というセリフ。

・ピクニック
ジャン・ルノワール 1946
ボーダーTシャツの起源ってどんなんだろう?

・新学期、操行ゼロ
ジャン・ヴィゴ 1933
映画を作る、見ることの喜びがあちこちに表れてる。遊び心というか、むしろ、いたずら心というか。

【本】
・ジンゴ・ジャンゴの冒険旅行

・ファーブル ショートセレクション すばらしきフンコロガシ
「昆虫は自分のことしか頭にない」という節がおもしろい。

・はげたかのオーランドー
トミー・ウンゲラー
トミー・ウンゲラーの絵の、目の表情が好き。
そして、背景色に白い丸がくり抜かれているだけなのに、銀色の月に見えてしまう不思議。

・長崎の鐘
永井隆
娘が長崎に修学旅行に行ったので。

・お話を運んだ馬
I. B. シンガー
ユダヤの昔話。

・たくさんのふしぎ ウンム・アーザルのキッチン
菅瀬晶子
アラブ系イスラエル人で、キリスト教徒のウンム・アーザル。苦労人で、料理上手のおばあさん。
パセリのサラダとか、ブドウの葉で肉とお米を包んだのとか、どんな味なのか興味津々。

・マンガ 100分で名著 ハイデガー 存在と時間
戸谷洋志 監修
マンガで理解するのは、やはり無理があるかもしれない。わかるような、わからないような、って感じで終わってしまう。

・14歳からのパレスチナ問題
奈良本英佑
毎日のようにパレスチナのニュースに触れながら、歴史背景をよく知らないと思って読んだ。

・ハルとカナ
ひこ・田中 作
ヨシタケシンスケ 絵

・親ガチャの哲学
戸谷洋志
ベネターの反出生主義が印象に残った。生まれて来れば、快もあれば不快もある。けれど、生まれて来なければ、どちらもない。ならば、生まれるより生まれないほうが良いということになる。全面的に賛同はしないが、興味深い。
もちろん、戸谷洋志の本のメインテーマは反出生主義ではない。自分が自分であることに責任を持つこと。その上で、孤独な自己責任論に陥らぬよう、対話と連帯を保つこと。
個人的には、対話には関心がある。最近、この著者の本を何冊か読んでいるのも、彼が主催している哲学対話に興味を持ったからだ。

・恋愛の哲学
戸谷洋志
ヘーゲルの章が印象的。互いに主役になろうとするカップルの限界と、そこからの打開のための考え方「相手が主人公(お互いに)」。
全体としては、まとめサイト的な本というか、恋愛について、著者には心の底からの問題意識はなさそうに思えた。

・化粧品業界の動向とカラクリがよ〜くわかる本
梅本博史
出版年のわりに情報が古い感じはあるが、業界の歴史などは参考になった。
現在では、日本の市場に韓国コスメが大きく食い込んでいると思う。日本の化粧品より後発でありながら、世界中で人気なのは、やっぱり売り方なのかな?韓国アイドルのおかげ?

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