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叱るってスゴイ
ある時、「叱る」ってとてもエネルギーが必要でスゴイ行為なんだと思った。
(※自身の感情を発散させる為に行う「怒る」とは違います。)
友人が会社の為を想い、頻繁に後輩を叱っているという話を聞いた時、「凄く優しい」と感じた。
叱る事で、叱った相手への心のケアや、関係を上手く保つ努力、またその発言が自分にブーメランとならない様に気を付けるなど、とてもエネルギーを使う。
その叱る行為の原動力には、クライアントさん、株主(出資者)さん、会社の発展の為などあって、自分の為では無いのだと思う。
(※多分自分の為だったらそれは「怒る」なんだろう。)
僕は建築現場の職人さんが、お施主さんに不利益な事を勝手にした時は叱る。でもそれも一年に数回あるかないか。
今まで働いた会社の後輩には優秀な人しかいなかったのもあるだろうが、叱った事は無い。何かあっても自分で処理して終わらせ、「○○だったから気をつけた方が良いよ〜」っとその後輩に言うくらい。
でも正直言うと、もし優秀な後輩ばかりでなくとも、「今の会社は自分が独立する為の通過点」と考え、会社の為にはエネルギーを使おうしなかっただろう。←ごめんなさい🙇♂️
今の時代、会社をキャリアアップの通過点と考える人が多いだろうし、会社の為にという、親切心を持って「叱る」事が出来る人はそれだけで、評価されるべきなのかもしれない。
そして、経営者はそんな親切な人ばかりでない事も分かった上で、人材マネジメントを考えていく必要があるのだと思う。