考察力を磨く
これまで大企業から中小企業のいろいろな人達と仕事をしてきました。
製造業を中心に業務をしてきて気が付いたところを記します。
製造業では、製造現場から管理監督者として推薦され昇格するのが一般的にあると思います。それまでの作業者から管理監督者になると必要なスキルが幾つも必要となります。しかし、この管理監督者におけるスキル教育は中小企業では体系化されていないのが現状と思います。幾つか必要となるスキルの『考察力を磨くには』を考えてみたいと思います。
管理監督者となると部下に指示を出すことや、職場メンバーをまとめていくことのひとつとして考察力を持っていることが必要となります。
部下や周囲から人望が得られることに繋がる。
この考察力ですが広辞苑では
考察:物事を明らかにするためによく調べて考えること
この様に記載されています。
物事を明らかにする → 問題の本質は何か?を明確にする
よく調べて考える → 事実、分析、検討から自分の意見を導き出し業務に落とし込む
別な言い方をすれば、事実や事象から論理的思考を持って意見を出すことになる。管理監督者にとって、部下に指示を出すに事実から本質的な問題を導き出し問題点が分かれば、どの解決策をとるのか説明することで部下が理解して行動に移せることになります。
経験から、考察して決断することになるが、考察力の深さで人を巻き込む
影響力の大きさに違いが出てきます。
意見を言うのもこの、考察力の深さで周囲の同意が得られやすくなる。
役職を得るには考察力を養わないと業務遂行に支障が出てきます。
考察力がないと部下に指示が出せないことや、仮に指示をしても手戻りが発生したり現場が混乱することになる。部下の信頼が無くなってしまう。
ここが難しいところで、実行しながら軌道修正をすることも考えないといけません。ここは、部下と相談しながらやるべきと思います。
考察力を磨くには、事象や事実を見る、見ることによって何らかの考えが浮かんできます。自分の考えを持つとはこの習慣を付けることかと思います。
浮かんできた考えをシュミレーションしてみる。
シュミレーションして上手くいかなかったら、また見て考える。
この考える習慣を身に付けることによって、考察力が磨かれると思います。
こうやって経験値を積んで差別化を図る。
これは、自分の抽斗を増やすことになります。抽斗の数が少なければ考察力として深さと幅が出すことが出来ないと思います。
その抽斗を増やすには、
仕事中だけではなく、プライベートな時間を使って知識とか勉強って、自分の抽斗を増やすためにあるんです。
過去歴代のビジネスパーソンがこの抽斗を増やすために勉強してきたわけで、正解はないが無限の抽斗が用意されているのです。
ただ、一般の従業員はそんなことを考えて業務していませんし、考察力のことを真剣に考えている人は皆無に近いと思います。従業員とし働くなんてその程度の人が多いものです。
従って、あなたの行動が変われば、存在が社内で光るようになるんです。
まとめ
何でもそうですが、自分の頭でまずは考えること。考察力も自分の頭で考えることが一番重要となります。
簡単に答えを聞こうとする人、こういった人は伸びないと思います。
調べたり学習しても、どうしても分からないことを聞くことになる。
普段から自分の知識を増やす行動を取っていることで明るい未来が開けると思います。
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