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あらすじ 1 牛小屋の隣 大陸の極東の端の半島の、そのまた北東の隅に連なる赴戦嶺や摩天嶺の山々の麓には、カラマツやトウシラベなどの原生林に抱かれた高原がある。 冬は寒冷で夏は涼しいその土地は、朝鮮で最も空気が澄んだ場所の一つとして知られていて、青々と茂る針葉樹林を映して深く静かに水を湛えた湖は名勝地として流行歌にも歌われている。 過ごしやすい季節には小綺麗で裕福な家族が別荘でくつろぎ、湖が凍る頃にはお洒落に厚着をした若者たちがスケートをして楽しむ行楽地が、そこにあった。