【救急看護師ってどんな仕事?】救急看護師の役割5選【大公開】
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こんにちは。こむぎ看護師です。
人気の部署である救急看護師の役割を5つ徹底解説いたします。
実際にどのように救急看護師が働いているのかを現役救急看護師が説明します。
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■初期治療と検査・診療の介助
救急車で患者が来院した場合、初療室という窓口のような診察室で患者を受け入れます。そしてまずは全身状態の第一印象を決め緊急度・重症度の判断をします。
具体的にはA:Airway(気道が開通しているか)B:Breathing(呼吸様式や呼吸回数)C:Circulation(橈骨動脈触知可能か、冷汗、湿潤の有無)D:Dysfunction of cns(意識レベル)の確認を最初の30秒ほどで行います。
そうすることで、緊急性の高い疾患が見落とされにくく、順に患者の状態を把握することができます。
もちろん、最初の段階でバイタルサインが崩れていると判断されたら心臓マッサージや気管挿管などACLSに準じた内容で初期治療にあたります。
そして、医師によって治療が必要と判断された場合、酸素投与、静脈路確保、採血、血液ガス測定、各種培養検査、画像検査出しなどを行います。
その他にも髄液検査、胸腔穿刺、腹腔穿刺、などの医師の検査の介助を行います。
救急看護師の声
・救急の現場ではたくさんの処置の介助や疾患のアセスメントを行いますので成長しやすいと言えます!
・画像検査出しでは検査部と連絡を密に行う必要があります。その為、他部署と連携する力や業務を調整する能力が身に付きます!
■家族ケア
救急看護師の看護の対象は患者だけではありません。その家族についても看護をしなければなりません。
救急外来に訪れる患者は予期せぬ病気や、予期せぬ状態で搬送されてくることがあります。突然の患者の状態に驚き、嘆き、その状態を受け入れることができないかもしれません。なのでそういった家族にかける一言が大切な看護になります。
救急看護師の声
・家族対応もとても大切な看護になります。突然の出来事に不安になっている家族は看護師の声かけ一つで安心するものです。不安そうな家族がいたら自身を持って積極的に声かけをしましょう!
■緊急検査の介助
救急看護師が夜間の緊急検査の介助につくこともあります。
例えば、造影剤を使用した画像検査や内視鏡検査、緊急カテーテル検査などです。
救急看護師はそういった知識・技術も持ち合わせています。
他の検査室などもフォローしつつ自己の研鑽を積むことも救急看護師の役割です。
救急看護師の声
・色々な業務を行っており、時には緊急を要する為に走ることもあります。救急看護師は運動靴など動きやすい靴を履いている看護師が多いです!
・立っていることも多く足に負担がかかる為、女性では着圧ストッキングを履いたり、男性では日頃から運動をするなどして体力を維持しています!
■院内急変の応援
蘇生行為などの緊急処置は他の病棟看護師よりも経験が多い為、救急看護師は病棟で入院中の患者が急変した時に呼ばれることもあります。待合室での急変もすぐさま駆けつけて対処します。蘇生行為はACLSなどでスキルトレーニングを行い、いざと言う時にすぐに実践できるように日頃から訓練を積んでいます。
救急看護師の声
・いざと言う時にスキルが生かせるような部署内での研修や院外研修も救急分野ではたくさんあります!自己研鑽が明日の患者と自分を救います!
■トリアージ
救急看護師は院内トリアージも行います。
救急外来へ受診する患者の症状や病歴、バイタルサインから緊急度を判定し診療や処置の優先順位を決めます。救急看護経験3年目以上からのところが多いと思います。患者の命にも関わる責任がある業務の一つです。
救急看護師の声
・医師の診察前に看護師が緊急度の判定をするので救急看護師の腕の見せ所です!
■まとめ
いかがでしたでしょうか?
何かとスポットライトが当たりやすい救急救命の現場ですが、実際に働いてみると楽ではないのかもしれません。非常にシビアな現場がそこにはあります。
ただ、
救急看護師でしか学ぶことの出来ない経験や知識がある。
僕はそこに魅了されました。毎日たくさんのことを学び、日々努力を忘れません。
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