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SEの仕事は性に合ってたんじゃないかと思う今日この頃

私は新卒でIT系の企業に就職し、システムエンジニアとして銀行のシステム開発に足掛け12年半携わっていました。

もともとやりたいことが定まらない中で、なんとかたどり着いた就職先だったので、「本当にやりたいことはこれではない」「私はここにいるべき人間ではない」と思いながらずっと仕事をしていました。

コードを書くのはあまり得意ではなくて劣等感を感じつつも(とんでもなくセンスが良いオバケみたいな人がわんさかいるのです)、要件を整理して設計資料を作ったり、実機を叩いてテストをしてエビデンスをまとめたりという作業の方が得意と感じていました。

一日中、窓もない部屋で缶詰になって、太陽の動きも季節の移り変わりも感じられないような生活は嫌だなぁという気持ちも手伝って、「写真」という新たな道で歩み始めて早6年。最近ふと「SEの仕事ってもしかしたら性に合ってたのかもしれない」と思うことが増えました。

というのも私、一日中PC作業することにまったく苦を感じないのです。一人だと食事も忘れて作業に没頭してしまうし、一日PCを触らない日があると変な感じがするくらい。それほど今の仕事の中でもPC作業を好んでやっています。

私は主に「出張撮影」という形で、個人や法人のお客様にご依頼をいただいて、撮影場所に出向き、撮影をするというスタイルで写真のお仕事をしています。なので、撮影となると外出することになるのですが、それは多くても週に1〜2回でいいと思ってしまう。

一方で、撮影した後はPCで編集や納品作業をするわけですが、これはすぐに取りかかりたくなるし、終わってしまうと寂しい気持ちさえしてしまう。

そんなことからも、「私って、PC作業が好きなんだわ」とあらためて確信するに至ったわけです。

幸せな働き方を模索して

仕事って作業の連続だから、その作業自体が楽しくないと続きません。作業自体が楽しくて没頭している先の延長で、誰かがその価値を感じてくれたら一番いいなと思います。

私にとってSEという仕事は、金融系のシステムを作ることにはあまり情熱を燃やせなかったけれど、クライアントの要件からプランを考えたり、大量データを整理したり、PCで作業すること自体は性に合っていたんだなと思います。

その、性に合っていた要素だけを抜き取って、今後の仕事スタイルに反映させていくことが幸せな働き方に通じるのかなと、そんなことを思う今日この頃です。

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