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なぜ同じことをやっていてはいけないのか

経営とは、そもそも適切なリスクを取り続けることだ。
自分が経営する企業は、他社とちがう労働者によって他社と違う工夫が必要だ。
「リスクを取らず、他社と同じように経営したい」という希望を持ってしまうと、不利な側へと経済的な方向性が働いていく。
経済の世界は、リスクを取ってもいいと思う人間が、リスクを取りたくない人間(企業)から、利益を吸い上げるようにできている。
これが資本主義だ。
このことは、これまでよりはっきりと現れてくるだろう。

若い人が起業する場合、先ず自分で起業するのだが、報酬の大きな部分を自社株ないし自社株のストックオプションで支払う会社にしていくことだ。
そのうえに、 起業の初期段階で社員へ出資させることも検討しておく。

なぜなら、全員がそれなりにリスクをとって戦う企業は強いからだ。
ストックオプションや出資によって全員で戦う意識ができる。
若い人が戦ううえで重要な要素は時間だ。
これからの時代、今まで以上のスピードで事業展開をおこなうことが重要だ。
だが、手を抜いてはならない。
スピードを優先すれば、手を抜いている経営者や企業が多かった。
本末転倒だ。

一気に突き抜けるような事業展開をおこなう。
厳しい戦いだ。
どこで差をつけるかを考えろ。
普通の戦いで勝てるわけがない。
小さな企業ほど、本気度が試される。

ベンチャー企業の社員には、経営者と同じ視点と行動力がなければ優秀な社員を雇用できたとしても勝つことはできない。
優秀さよりも突破力だ。
スピードと手を抜かいことで勝負は決まる。
経営とは、資本主義の原理原則を学び、行動することだ。

高度経済成長時代は、歴史のなかの一コマに過ぎない。
終身雇用ができた環境(時代)を実現できたこと自体が奇跡だ。
日本の成長は、136年間でみても約2%ちょいだ。
起業とはリスクそのものだ。
だから同じことをやってはならない。

100年間の世界経済の成長率

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