チャンスをつかむには出会いがあった
今、人気があるクッキーらしいが、私は知らなかった。
読んでいる雑誌に「ovgo Baker」のことが書いてあった。
若い女性の経営者だ。
いろいろないきさつがあったようだ。
私には、よい起業に思えた。
クッキーとの出会いがよい。
三井物産を退職してアメリカやブラジルを旅していた時に、初めてプラントベースの焼き菓子を食べて、あまりのおいしさにびっくりした、そうだ。
偶然の出会いだったのだろう。
そこからいろいろなことを調べていったようだ。
だが、問題はここからだ。
クッキーをどのように作って販売するかだ。
ここからが大変だし、私のような凡人で、めどくさがり屋は挑戦したがらない。
どんな人たちにも、起業の扉は開かれているのだが、ここで躓く。
苦労を重ねて販売できるようにすることができない。
私は、アイデアだけは、先をいっていたが、どれも行動が伴わなかった。
伴わないのではない、やれないのだ。
そもそも起業できるはずがない。
もっとも、起業だけではなく、祖父や父親の代からあった会社を引き継ぎ発展させていくケースがある。
私の母方の親戚が多い福岡県うきは市に「株式会社筑後キャニコム」という会社があることを、最近知った。
「草刈り機まさお」という一風変わった名の草刈り機を販売している。
現社長は、海外で苦労してきたようだが、それが結実して、2023年の取引国は54カ国、売り上げは100億円を突破している。
地方の企業でも海外に挑戦している。
どちらの企業にも独自性がある。
出会いとともに、多くの苦労があったはずだ。
製品や華やかでも、挑戦とは、孤独で泥臭いものだろう。
挑戦しているのは人間だ。
遊び心も大切したい。
案外、簡単に未来は開かれる。
それからが、経営という本当の戦いになるのではないだろうか。