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【読書録】メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種公式テキスト~やっぱり世界は暗かった~

きっかけ

3種(セルフケア:個人での対応)は10年くらいまえにとったから
2種(ラインケア:職場での対応)の存在は知ってたけども
部下ができるような働き方はしないので自分ごとになると思ってなかった

職場でパワハラが続いて
巻き込まれてメンタル爆発して
会社の対応がどうにも納得いかなくて
自分は会社へ過剰な要求をしていたのだろうかと思って
ラインケアの全体像を知りたくて購入した1冊。

受検するかどうかは何にも考えてないし
タイトルに載せたとおり、
これが達成?実践?される世界ってとても暗いと思うんだ

ざっくり内容

メンタルヘルスケア

誰でもメンタル不調に陥るものだし
ケアは従業員が個人で行うものだけじゃなくて
会社として取り組むものですよ、という内容

職場環境の改善の方法

ストレスの評価方法やラインケアの方法、改善対策などの紹介

心理的負荷が高いと評価される具体的事例が挙げられてたり
長時間労働の人は面談をする必要があったりとか
いろいろ法令や指針が定められてますよ、という内容

感想

ストレスチェックは50人以上の労働者がいるところだけが義務で
集団分析は10人以上のかたまりに実施されるもので
会社がやるけど基本的に会社は結果がわからない制度だとか

アブセンティーズムとプレゼンティーズムという指標があって
休んでるだけじゃなくて、生産性が落ちてる状況が
コスト要因になっているとか

そもそも休養は「休」と「養」だから
エネルギーを充電するだけじゃなくて
いろんなことを楽しめる余裕ももてるようにすることだとか
知らないことがありすぎて、ものすごくいい勉強ができました

最後に

メンタルしんどい人はもちろん元気になった方がいいんだけど
職場で最初にダウンした人をカバーしましょう、とか実際難しい
しんどい度数が違うだけの人にさらに負荷かけると
ダウンする人が増えるだけじゃないかな

いろいろ学べたことは非常に良い経験になったんだけども
しんどい人が少数派で
周りの人はその人を助ける余裕が当然にある、という前提だから
これ実装するには非常につらいんじゃないかと思った

これを「いいことだからやろう!」と上司に押し付けるのも嫌だし
上司から押し付けられるのも嫌だ
でもその精神は大事なことだとも思うから難しい

そもそも違法な働き方を強いる会社は
こんなこと気にするわけないし、社会は暗いよな

また別でぐだぐだ語ってしまうかもしれない

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