パピートラックな状況を味方にする~子育てパパの対話会報告~
9月21日夜に子育てパパの対話会を開きました。開催の報告に変えて、その時話したこと、思ったことなどレポートします。
朝5時半から野球する日常
僕の最近の一日は、朝5時半、上の子がセットした目覚ましの音で始まる。この春に始めた野球の自主練を朝夕していて、僕も妻と交代で練習に付き合っている。近所の公園で、体操、キャッチボール、ノックをして7時に帰ってくる。朝ごはんの準備をしながら、下の子を起こして布団をあげ、朝食をとって、子どもたちを学校に送り出し掃除機をかけて家を出る。
夕方6時夕食を準備している妻にLINE、買い物の追加を聞いて帰宅する。夕ご飯を食べたら宿題と通信教育の課題を見て、洗濯をたたみ、バッティング練習に駆り出されシャトルをトスする。子どもたちを追い立ててお風呂、歯磨きを促して布団に押し込んだあと、1人時間でYoutubeをみてクールダウンし、そのまま就寝。
日常を許容してくれる有難い職場
上の子は11才になるが、彼が産まれてから仕事は9時6時、有休やフレックスタイムもめいっぱい使い、背伸びはしない、完成度は60点で御の字とおもって続けてきた。おかげで、子どもと過ごす時間を日々確保できていて、すごく満たされているし、得難いことだなとおもって、こういう自分を許容してくれている職場に感謝している。
60点、沈みはしないが、浮き上がりもしない
とはいえ、このやり方が持続可能なのか、不安にかられるときがある。平日の9時6時は仕事に身体を開けている。でも夜の予定、週末の出張、急に舞い込む仕事に簡単には手を挙げられない。調整して子どもの都合がつくことを確認が、まず絶対に必要になる。だいたいのことは、平日6時までに終わる。だから60点はできる。でも、僕が躊躇している仕事に手を挙げ領域を拡げ、カタチにしていく同僚を横で見ていると、比べて自分はずっと立ち止まったまま、頼りっぱなし、という焦燥感が募ってくる。
手持ちのコマで、生きていくしかない
たぶん僕の一生のなかで、日常で家族の時間を持つことのプライオリティが下がることはない。子どもが大きくなって、日常の所作に僕の手を必要としなくなっても、彼らが過ごす空間を整えたり、子どもが頼りたいとおもったときに応えられるよう、側で控える関わりに変化していくだけ。自分が選ばなかったものを、無いと嘆いたって仕方がない。同僚のようなキラキラを仕事で求めても仕方ない、すべきは、自分の限界を認めつつ自分に価値を感じられる関わりを求めていくことなのだと思う。
トレードオフからウィンウィンにできるか
今回の対話会で、「2人の子育てしている話題をとっかかりにして、仕事の関係づくりしている」ことを共有してくださった参加者がいた。
僕の場合、子どものことで時間をつかったら、その分仕事の質か睡眠時間で帳尻を合わせる、こちらを取ったら一方は取れないのだけど、一歩ひいたところからみたら、単純なトレードオフから、子育てをしている時間を仕事に還元できる部分も見つけられるものなのかも、という気づきをもらった。
子育てパパの対話会
子育てパパの対話会は、「子育て」を関心軸にして集まった、とくに利害関係もない人の集まりです。責任はないし、当然格好をつけないといけない相手ではない。そういう関係だからこそ、父親だったり仕事上の役割という、いつも身に纏っている役割を一度傍に置いといて、自分のイマココを言葉にできる場です。
僕は毎月、この場を主催しつつ、日々の暮らしではあえて言葉にしてないことを言葉にして、言葉にした自分の気持ちを耳で聞いて、自分はそんなこと考えたり感じたりしてたんだなあと、自分を発見する場として楽しみにしている1人の参加者として、対話会をもっています。
今月もやります。「子育てパパの対話会」と銘打ってますが、子育てしてなくても、パパでなくても歓迎です。女性枠もあります。ぜひご参加ください。
子育てパパの対話会の参加申込はこちらから
https://forms.gle/CX8Drud7TdiFxEVp7
直近の予定
子育てパパの対話会
日時:2024年10月19日 14時から16時
場所:のざわテットーひろば(東京都世田谷区野沢3-14-22)
参加費:500円 現金でお支払いください
対象:子育てパパ、プレパパ、パパ予定のない方など誰でも 女性の参加も歓迎です
定員:8名
主催・お問い合わせ
NPO法人野沢三丁目遊び場づくりの会
03-3418-9950
info@tettohiroba.org