![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/84336808/rectangle_large_type_2_74e9f56439f1ac697c0aeeabb84592d2.png?width=1200)
筋肉コミュニケーションは意外な出会いの宝庫なのです。
同じ目的を持った人同士が、同じ空間にいると価値が非常に似てくる。
今日も面白い出会いがありました。
本業で飲食業をやっているのですが、配達で警察や消防関係に配達する事が多々あります。
そこでは、明らかに筋トレをしている様子の人たちが沢山いるのですが、何気ない会話で
「お兄さん、いい腕してるね~ 前腕かなり太いね~」
そう、この一言で、すべての壁が取り除かれるのです。
一気に距離は近くなり、お互いの笑みが浮かんでくるのです。
消防隊員と弁当を配達に来た人という肩書はなくない、同じ目的
価値観をもったもの同士の関係が出来上がってくるのです。
そして、後日店舗に足を運んでくれてまた会話が始まり
新しい情報が入ってくる。それと同時にお互いの距離が更に縮まり次のステージの関係になっていくのです。
そういえば、以前に書いた電子書籍にこのような事を書きました。
【第5章 Workoutは世界共通コミュニケーションツール】
25年以上Workoutをやり続け、Workoutは世界共通コミニケーションツールであると実感しました。
初めて気がついた時から、その信念はまったく変わっていないので、ここでその事について書き綴りたいと思います。
今48歳の私が、大学生の時に始めたWorkout。
週4回ほど都内の区営ジムに通い、いろんな人に出会いました。
日本人、アメリカ人、カナダ人、東南アジア、中東系の方々であふれている時代でした。
まだ今ほど健康のため、かっこよくなりたいみたいな感じにジムに通うという方は少なかった時代です。
どちらかというと、筋肉=ナルシストみたいなイメージが強かった時でした。
その中でコツコツやっている自分に大きな影響を与えてくれたのが、冒頭でお話したアメリカ人です。
それからジム通いが楽しくなり、約1年くらい一緒にやっていろいろ教えてもらいました。
その後いろんな変遷を経て、自分は外国に憧れてカナダに留学することになったのです。
そして、学校にあるジムにほとんど毎日のように通うと、ジムにいるカナダの大学生が1人2人3人とどんどん顔見知りになって少しずつ少しずつ会話が増えました。
一緒にWorkoutしたりする機会が増えてきました。
おそらくジムに行かないと決して友人になれないような、イカツイ人たちばかりでした。
学校の廊下で会ってみたり、街中で会ってみたりして、本当にカナダ人の友達がどんどん増えてきました。
もし自分がWorkoutをやっていなかったら決して出会うことない友人たちです。
日本人は固執しがちで日本人同士で固まることが多いのですが、私はWorkoutを通じていろんなカナダの現地の人たちと仲良くなることができました。
その後日本に帰り、Workoutを続けるためにジムに通い続けましたが、海外で出会った友人たちの日本人とは違った大らかな人種に惹かれ、いつか海外で仕事したいと思うようになってきたのです。
自分がだんだん変わっていくのがわかったのです。
海外に行くならアメリカに行きたいと思い、アメリカで働くにはどうしたらいいのか思案し、「海外で活躍できる寿司職人になろう!」と決意し、大学卒業後寿司を展開している寿司会社に就職し、5年間寿司職人として働いてきました。
仕事をしながらもジムに通い、Workoutを続ける目標、アメリカに行く目標が明確になるとアメリカ人の友達が1人2人増えるようになりました。
会話はもちろんアメリカの事だったりWorkoutの事だったりと自分の視野がどんどん広がっていきました。
それはWorkoutをすることによって増えた友達の輪です。
25年経ち、50歳手前になった今でもつながっている友達がいます。
海外でもWorkoutは1人でやるものですから、1人でジムで黙々とやっていてもおかしくないスポーツなんです。
1人黙々とやる事によって、だんだん周りの人が「こいつは本気でWorkoutをやりたい奴だ」ということを認識してくれるのです。
そうすると「頑張っている時に俺が少し補助してあげよう」とか「助けてあげる」とかそういった気持ちが芽生えてくるようです。
自分の頑張りを、周りの人が認めてくれるようになってきたのを今でも覚えています。
重量が上がればお互い喜び、体型が変わってくれば共に喜び、年に関係なく同じ場所で同じ目的でできる素晴らしいコミュニケーションスポーツだと思います。
それは国籍関係なく性別も言語も関係なくできるのです。
今では自分から積極的に補助したり、話しかけたりと分け隔てなく人と接する事ができるようになったのは、Workoutを通じて得たコミュニケーション能力だと思います。
こういった出会いが起きている事についていつもアンテナを張る事で新しい出来事が起きてきます。
でも、このチャンスを活かさなければこの先変わる事はないでしょう。
今回は筋トレがテーマでしたが、どこか違うシーンでもこの共通のコミュニケーションツールを活用して活動範囲を広げていければと思います。